Top>仮面ライダーファイズ
仮面ライダーファイズ
仮面ライダーファイズ
【英字表記】Masked Rider Faiz
【種別】仮面ライダー(主役ライダー)
【性別】男性
【モチーフ】ギリシャ文字のΦ*1
【変身アイテム】ファイズドライバー、ファイズフォン
【武器】ファイズショット
ファイズポインターなど
【必殺技】クリムゾンスマッシュなど
【専用ビークル】オートバジン
【変身者】乾巧(演・半田健人)
【スーツアクター】高岩成二
【登場作品】『仮面ライダー555』(2003)
【初登場】第1話「旅の始まり」

仮面ライダーファイズは、『仮面ライダー555』に登場する主役ライダー。

本作に登場する「三本のベルトの戦士」の一人であり、変身ベルト・ファイズドライバーとファイズフォンを用いて変身する。作中では夢を持たない青年・乾巧が主な変身者となり、戦いの罪を自ら背負いながら、オルフェノクから人間を守る「夢の守り人」として戦った。

+目次
 

変身  

変身者  

ファイズに主に変身するのは、夢を持たない青年・(いぬい)(たくみ)である。彼は園田真理からファイズギアを託され、彼女らにウルフオルフェノクの正体を隠したままファイズとして戦うこととなった。

乾巧
乾巧(演・半田健人)

また、作中では巧の他にも、マンティスオルフェノクの正体である赤井(あかい)(第4話)、スマートブレインからオルフェノクの処刑役に任命されたスネークオルフェノクこと海堂(かいどう)直也(なおや)(第9話~第10話)、ラッキークローバーのセンチピードオルフェノクこと琢磨(たくま)逸郎(いつろう)(第20話~第21話、第24話~第25話)、ファイズの姿で巧と木場の仲違いを目論んだ草加(くさか)雅人(まさと)、巧から自分の代わりに戦うことを頼まれたホースオルフェノクこと木場(きば)勇治(ゆうじ)(第36話~第39話)の5名がファイズに変身している。

赤井海堂直也琢磨逸郎
赤井(演・山﨑勝之)海堂直也(演・唐橋充)琢磨逸郎(演・山崎潤)
草加雅人木場勇治
草加雅人(演・村上幸平)木場勇治(演・泉政行)
 

変身者の資質  

ファイズへの変身が可能な者(適合者)は、オルフェノクである者か、体内に埋め込まれた「オルフェノクの記号」の影響を強く受けた者(草加雅人)に限られる。本編中盤までは巧がオルフェノクであることが作中人物や視聴者に伏せられていたため、ファイズの適合者の要件も「不明」とされていた。

作中で、適合者でないためにファイズへの変身に失敗した者には、園田真理(第1話、第39話)、菊池啓太郎(第4話)、劇場版に登場した水原がいる。

 

変身アイテム  

ファイズドライバー  

ファイズドライバー
ファイズドライバー
【英字表記】Faiz Driver
【種別】変身ベルト

型式番号SB-555B。ファイズへの変身を司る変身ベルト。変身コードを入力したファイズフォンをバックル部のトランスホルダーに装填することで、「Complete」の電子音声とともに変身機能が作動し、適合者の全身にフォトンストリームを放出する。非適合者が変身を試みた場合、「Error」の音声が流れ、装着者は変身できず弾き飛ばされてしまう。

ベルトの左右及び背面には各種のギアを装着するハードポイントが配置されており、右側にファイズポインター、左側にファイズショットがセットされる。背面のポイントは使用されない。

ファイズドライバー、ファイズフォン、ファイズショット、ファイズポインターは合わせて「ファイズギア」と呼称され、作中では常に専用のギアボックスに収められて持ち運ばれる*2

 
ファイズギアinギアボックス
ギアボックスに収められたファイズギア。
 

ファイズフォン  

ファイズフォン
ファイズフォン
【英字表記】Faiz Phone
【種別】変身アイテム

型式番号SB-555P。携帯電話型トランスジェネレーター。折り畳み式携帯電話の形状をしており、平時は巧の携帯電話としても常用される。

変身コード「5・5・5・ENTER」を入力し、ファイズドライバーに装填することで、適合者をファイズに変身させる。各種武器の起動に用いるミッションメモリーがセットされている。変身中は、各種必殺技の発動(エクシードチャージ)にも用いられるほか、光線銃形態・フォンブラスターにも変形可能。

変身シークエンス  

1. 使用者がファイズドライバーを腰に装着し、ファイズフォンに変身コード「5・5・5・ENTER」を入力することで、ファイズフォンから「Standing by」の電子音声が発せられる。
2. ファイズフォンを折り畳み、「変身!」の発声と共にファイズドライバー中央のスロットに装填して左に90度倒す。尚、巧が変身する場合、ファイズフォンを持った右手を高く掲げる変身ポーズを取ることが多い*3
3. 使用者が適合者である場合、ファイズフォンから「Complete」の音声が発せられ、ファイズドライバーの両端から放出されたフォトンストリームが全身に行き渡り、真紅の光の中で一瞬にしてスーツが装着され、ファイズへの変身が完了する。

巧が変身した場合、変身完了時に片手を軽くスナップさせて気合を入れることが多い。

 

戦力  

通常形態  

仮面ライダーファイズ(通常形態)
仮面ライダーファイズ
【英字表記】Masked Rider Faiz
【モチーフ】ギリシャ文字のΦ
【身長】186cm
【体重】91kg
【パンチ力】2.5t
【キック力】5t
【ジャンプ力】ひと跳び35m
【走力】100mを5.8秒
【初登場】第1話「旅の始まり」

巧が変身したファイズは、徒手空拳による格闘戦を基本とし、巧の気性や経験を反映したストリートギャングの喧嘩のような戦闘スタイルを特徴とする。一方、フォンブラスターやファイズエッジといった各種装備や、オートバジンとの連携も活用し、幅広い戦局に対応が可能。

ファイズショット、ファイズポインター、ファイズエッジ(及びファイズサウンダー)の各装備は、ファイズフォンに装着されているミッションメモリーをセットすることで起動する。その状態でファイズフォンのENTERキーを押すことにより、「Exeed Charge」の電子音声と共に、ファイズドライバーから伸びるフォトンストリームを通じて当該装備にフォトンブラッドが流れ込むエクシードチャージが実行され、必殺技の発動が可能となる。

ツール

フォンブラスター
フォンブラスター

ファイズフォンから変形する光線銃形態。劇場版では変身前の巧も使用している。コード入力により以下のモードを使い分けられる。
「1・0・3・ENTER」
赤いフォトンブラッド光弾を単発で発射するシングルモードを発動する。精密射撃に向く。
「1・0・6・ENTER」
黄色い光弾を3連射するバーストモードを発動する。破壊力に優れるが、精密射撃には不向きとなる。
「2・7・9・ENTER」
凄まじいエネルギーを持つ濃縮光弾が発射可能となるが、長時間の使用は不可能*4。このモードは作中未使用。
ファイズポインター
ファイズポインター ファイズポインター

型式番号SB-555L。デジタルトーチライト型ポインティングマーカーデバイス。ファイズドライバー右腰のハードポイントに携行されており、ミッションメモリーをセットすることで「Ready」の電子音声と共に起動する。右足のエナジーホルスターに装着し、必殺技のクリムゾンスマッシュの発動時に敵をロックオンするマーカーを射出する。
設定上は高性能ライトとしても使用可能だが、作中では戦闘以外に使用されたことはない。また、設定上は専用のアタッチメントを用いてフォンブラスターの上部に接続し、レーザーサイトとして用いることが可能とされるが、これも作中では未使用。

フォンブラスター+ファイズポインター
ファイズポインターを合体させたフォンブラスター。玩具にもギミックが存在し、OPや番宣映像には登場するが、作中では後年の客演も含め一度も使用されていない。
ファイズショット
ファイズショット ファイズショット

型式番号SB-555C。デジタルカメラ型パンチングユニット。ファイズドライバー左腰のホルスターに携行されており、ミッションメモリーをセットすることで「Ready」の電子音声と共に起動する。グリップを展開し、ナックルガードとして用いてパンチ力を強化する。
設定上は高性能デジタルカメラとしても使用可能だが、作中では戦闘以外に使用されたことはない。また、巧が変身するファイズは専ら必殺技のグランインパクトの発動時にのみ使用するが、草加(第30話)や木場(第38話)の変身したファイズは通常のパンチ攻撃にも用いた。
ファイズエッジ
ファイズエッジ

型式番号SB-555H。エナジーハンドルブレード。普段はオートバジンの左ハンドルグリップとなっており、引き抜いて柄の部分にミッションメモリーをセットすることで、「Ready」の電子音声と共に起動する*5。超強化ガラス繊維で構成された刀身内に真紅のフォトンブラッドを駆け巡らせ、刃から放出するフォトンブラッドのエネルギーによって敵を斬り裂く。
尚、あくまでガラス製の実体の刀身の中をフォトンブラッドが循環しているという設定だが、劇場版では描写が異なり、ファイズエッジの実体がグリップ部分しか存在せず、ミッションメモリーのセットによって光の刀身が伸び、必殺技の発動後には再び刀身が消失するという場面がある。
ファイズサウンダー
ファイズサウンダー ファイズサウンダー

「ハイパーバトルビデオ」にのみ登場するCDラジカセ型音波兵器。ミッションメモリーをセットすることで「Ready」の電子音声と共に変形し、スピーカー部分に2門の破壊音波砲が出現する。両手を本体に入れるようにして保持し、音波攻撃で敵を撃破する。型式番号は設定されていない*6
『てれびくん』の読者公募企画「新武器コンテスト」の最優秀作品が映像化されたものである。

必殺技

クリムゾンスマッシュ
右足のエナジーホルスターにファイズポインターを装着し、エクシードチャージを行うことで放つ必殺技。右足を標的に向け、ファイズポインターから赤い円錐状のマーカーを放出して敵を拘束・ロックオンした後、円錐の中心に向かって跳び蹴りの姿勢で飛び込み、光と化して敵の体を貫く。17tの破壊力を誇るが、スーツの全エネルギーの60%を消費するため、連続での使用は不可能とされる*7
巧が変身したファイズの場合、エクシードチャージ完了までの間は腰を落とした構えを取り、チャージ後は敵に向かって助走を付けて跳び上がり、空中で一回転して右足を敵に向けロックオンする。一方、木場が変身したファイズはその場に立ったまま右足を上げて敵をロックオンし、その後に跳躍してキックを繰り出していた。
エレファントオルフェノク(第2話)、カクタスオルフェノク(第4話)、スクィッドオルフェノク(第5話)、スネイルオルフェノク(第10話)、フライングフィッシュオルフェノク(第17話)、トードスツールオルフェノク(第19話)、オクトパスオルフェノク(第36話)、ピジョンオルフェノク(第37話)を撃破した。また、第41話では、仮面ライダーカイザのカイザスラッシュとの同時攻撃でフリルドリザードオルフェノクを撃破した。
グランインパクト
右手にファイズショットを装着し、エクシードチャージを行うことで放つ必殺技。強力なパンチを敵に叩き込む。破壊力は5.2t。
オックスオルフェノク(第4話)、クロコダイルオルフェノク凶暴態(第19話)、バーナクルオルフェノク(第38話)を撃破した。また、第46話では仮面ライダーデルタのルシファーズハンマーとの連携攻撃でコーラルオルフェノクを撃破した。
スパークルカット
ファイズエッジを装備してエクシードチャージを行うことで放つ必殺技。刀身からフォトンブラッドのエネルギー波を放って敵を拘束し、接近して敵を斬り裂く。
スカラベオルフェノク(第8話)、アルマジロオルフェノク(第17話)を撃破した。
また、劇場版ではエネルギー波による拘束を伴わず、仮面ライダーサイガのトンファーエッジとの鍔迫り合いの中で間髪入れずエクシードチャージを行い、威力を高めたファイズエッジでサイガを撃破した。
 

強化形態  

アクセルフォーム  

仮面ライダーファイズ
アクセルフォーム
仮面ライダーファイズ アクセルフォーム
【英字表記】Masked Rider Faiz
Axel Form
【モチーフ】ギリシャ文字のΦ
【身長】186cm
【体重】91kg
【パンチ力】3.75t
【キック力】7.5t
【ジャンプ力】ひと跳び52.5m
【走力】100mを0.0058秒(アクセルモード発動時)
【初登場】第21話「加速する魂」

ファイズアクセルを使用して強化変身する超高速形態。通常のミッションメモリーをいずれかの武器にセットしてファイズドライバーのスロットを空け、そこにファイズアクセルから取り外したアクセルメモリーをセットすることにより、「Complete」の電子音声と共に変身する。胸部装甲のフルメタルラングが展開して内部ユニットが露出し、全身のフォトンストリームが銀色の「シルバーストリーム」に変化する。

ファイズアクセルのスタータースイッチを押すことで、「Start up」の電子音声と共にアクセルモードが起動し、10秒間のみ、あらゆる動作を通常の1,000倍のスピードで行うことが可能になる。アクセルモード時には、通常形態と同種の必殺技の強化版を連続で繰り出すことが可能となり、多数の敵を一瞬で殲滅したり、単体の敵に対して同じ技を連続で叩き込んだりと、脅威的な戦闘能力を発揮する。反面、胸部装甲が展開しているため防御力は通常形態よりも低下している。

アクセルモードのタイムリミットが3秒以内になると「Three, Two, One」のカウントダウンが開始され、0秒で「Time out」、次いで「Reformation」の電子音声と共に通常形態へ戻る*8

尚、アクセルフォームの技名は媒体によって表記が揺れており、通常形態の技名に「アクセル~」を付ける場合と、「強化~」を付ける場合が混在している。

ツール

ファイズアクセル*9
ファイズアクセル

型式番号SB-555W。リストウォッチ型コントロールデバイス。入手後はファイズの左手に常時装着され、アクセルフォームへの変身や、アクセルモードの起動に用いられる。
第21話で草加から巧に授けられたものだが、入手経路は不明。設定上はリストウォッチとしても使用可能だが、作中では戦闘時以外に使用されたことはなく、また他のファイズギアと一緒に変身前に携行されることもない*10

必殺技

アクセルクリムゾンスマッシュ(強化クリムゾンスマッシュ)
クリムゾンスマッシュの強化版。複数または単体の敵に対して、複数のポインティングマーカーを一斉に射出し、超加速によるキックを連続で叩き込む。破壊力は25.5t。
シーキュカンバーオルフェノク(第22話)、バットオルフェノク(第45話)を撃破した。劇場版では10体以上のライオトルーパーを一瞬の内に撃破した。
アクセルグランインパクト(強化グランインパクト)
グランインパクトの強化版。複数または単体の敵に連続でパンチを叩き込むことが可能。破壊力は7.8t。
アクセルフォームの初登場となる第21話で3体のオルフェノクに対して使用し、スコーピオンオルフェノクを撃破、ロブスターオルフェノクにもダメージを与える一方で、人間の心を持つドルフィンオルフェノクには生き残る程度に手加減していた。また、第38話では木場の変身したファイズがドラゴンオルフェノク魔人態に対して放つが、外殻を破壊するにとどまった。
アクセルスパークルカット(強化スパークルカット)
スパークルカットの強化版。複数または単体の敵に連続で斬撃を繰り出すことが可能。通常のスパークルカットと異なり、エネルギー波による拘束は行われない。
ソードフィッシュオルフェノク(第32話)を撃破したほか、第48話ではライオトルーパー4体を連続で撃破した。また、「ハイパーバトルビデオ」でも、チープな描写ではあるものの、複数のオルフェノクを連続で撃破する場面がある。
 

ブラスターフォーム  

仮面ライダーファイズ
ブラスターフォーム
仮面ライダーファイズ ブラスターフォーム
【英字表記】Masked Rider Faiz
Blaster Form
【モチーフ】ギリシャ文字のΦ
【身長】186cm
【体重】94kg
【パンチ力】4t(ファイズショット使用時:8t)
【キック力】8t(ファイズポインター使用時:30t)
【ジャンプ力】ひと跳び55m
【走力】100mを5秒
【初登場】第39話「ファイズ2」
【先行登場】劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト

ファイズブラスターを使用して強化変身する最強形態。ファイズドライバーから抜いたファイズフォンをファイズブラスターのトランスホルダーに装填し、ファイズブラスターに「5・5・5・ENTER」の変身コードを入力することで、スマートブレインの軍事衛星「イーグルサット」からスーツが転送され、強化変身を完了する。ファイズブラスターへのファイズフォンの装填時には「Awakening」、ブラスターへのコード入力時には「Standing by」の電子音声が発せられる*11。また、通常形態を介さず、ファイズブラスターにファイズフォンを装填することでブラスターフォームに直接変身することも可能(最終話で披露)。

ブラスターフォームにおいては、スーツの全体にフォトンブラッドが流動することで全身が真紅に染まっており、設定上は並のオルフェノクなら触れただけで灰化してしまうとされる。背面にはPFF(フォトン・フィールド・フローター)と呼ばれるバックパックが装備されており、ファイズブラスターへの「5・2・4・6・ENTER」のコード入力により、フォトンフィールドを噴射して空中を飛行することが可能。また、「5・2・1・4・ENTER」のコード入力により、PFF両サイドのフォトンジェネレーターが両肩に展開し、ブラッディ・キャノンと呼ばれるキャノン砲となる。これらの機能やファイズブラスターの各武装モードにより、ブラスターフォームは通常形態を圧倒的に上回る戦闘能力を発揮する。

尚、ブラスターフォームの身体スペックには、通常形態及びアクセルフォームとは異なり、ファイズショット使用時のパンチ力やファイズポインター使用時のキック力の数値が設定されている。一方、ブラスターフォームは全身にフォトンブラッドを蓄積しているため、各種ツールを用いることなく必殺技を発動可能とする設定もある。実際、本編最終話ではファイズポインターを使用せずにブラスタークリムゾンスマッシュを放っている。

ブラッディ・キャノン
ブラッディ・キャノン

ツール

ファイズブラスター
ファイズブラスター・トランクボックスモード

型式番号SB-555T。トランクボックス型トランスジェネレーター。ブラスターフォームへの強化変身を司り、また変身後はフォトンバスターモード及びフォトンブレイカーモードに変形してブラスターフォームの武器となる。ファイズフォンと同様にテンキーを備えており、設定上は25種以上のコードパターンの入力により、各武器のエクシードチャージや各種ビークルの制御を行うことが可能。
第39話で何者かが啓太郎づてに真理に託し*12、ファイズの新戦力となった。劇場版では巧が記憶喪失前から持っていた装備として登場。劇場版で使用されたファイズブラスターには、TV本編のものとは異なり「CANCEL」のキーが存在しない。
ファイズブラスター・フォトンバスターモード
ファイズブラスター・フォトンバスターモード

ファイズブラスターが変形する拡散フォトンブラッド砲。「1・0・3・ENTER」のコード入力により、「Blaster Mode」の電子音声と共に変形する。通常形態のクリムゾンスマッシュに匹敵する威力のエネルギー弾を20発連射可能。実弾武器ではないが、発射時にはショットガンのポンプアクションのような動作を行う。
ファイズブラスター・フォトンブレイカーモード
ファイズブラスター・フォトンブレイカーモード

ファイズブラスターが変形する大型剣。「1・4・3・ENTER」のコード入力により、「Blade Mode」の電子音声と共に変形する。ファイズエッジの15倍の威力を誇り、最大出力時には航空母艦さえも一刀両断することが可能。
この形態への変形時には、ブラスターモード時の砲身部に刀身が生成され、砲身部は分解されて本体内のサーバーに格納されている。

必殺技

ブラスタークリムゾンスマッシュ(超強化クリムゾンスマッシュ)
クリムゾンスマッシュの超強化版。破壊力は30t。作中では劇場版とTV本編最終話で使用しているが、それぞれ発動プロセスが異なる。
劇場版では、ファイズポインターを右足に装着し、ファイズブラスターに「5・5・3・2・ENTER」のコードを入力することで発動。仮面ライダーオーガのオーガストラッシュと激突し、フォトンブラッドの光波の拡散によって巨大なアリーナの壁を壊すほどのエネルギーを放出した。本編最終話では、ファイズポインターの装着やコードの入力を伴わずに発動し、同じく周囲の建造物を壊すほどのフォトンブラッドを拡散して、アークオルフェノクを撃破した。
尚、アクセルフォームの各種必殺技と同じく、媒体によって技名の表記が揺れており、アクセルフォームの技名が「アクセル~」と表記される場合はこちらは「ブラスタークリムゾンスマッシュ」、アクセルフォームの技名が「強化~」と表記される場合はこちらは「超強化クリムゾンスマッシュ」となる。
フォトンバスター
ファイズブラスター・フォトンバスターモードにエクシードチャージを行うことで発動する必殺技。強力なフォトンブラッド光弾を放つ。
劇場版では巨体を誇るエラスモテリウムオルフェノクを一撃で灰化させた。
フォトンブレイカー
ファイズブラスター・フォトンブレイカーモードにエクシードチャージを行うことで発動する必殺技。巨大なフォトンブラッドの刃を伸ばし、敵を一刀両断する。
オクラオルフェノク(第40話)を撃破したほか、最終話ではアークオルフェノクの動きを封じるのに用いた。
 

専用ビークル  

オートバジン  

オートバジン・ビークルモード
オートバジン・ビークルモード
【英字表記】Auto Vajin Vehicle Mode
【全長】2100mm
【全幅】880mm
【全高】1260mm
【重量】207kg
【最高出力】450馬力
【最高速度】380km/h
【ベース車両】ホンダ・XR250
【初登場】第1話「旅の始まり」

ファイズの専用バイクとして用いられる、スマートブレインモーターズ製の可変型バリアブルビークル。型式番号SB-555V。左ハンドルは引き抜くとファイズエッジとなる。戦闘時には、バイク形態のビークルモードから、人型ロボット形態のバトルモードへの変形も可能。

当初は真理が使用していたが、巧がファイズとして戦うようになってからは、巧のバイクと交換され彼の愛車となった。

オートバジンに搭乗するファイズ
オートバジンに搭乗するファイズ
 

オートバジン・バトルモード  

オートバジン・バトルモード
オートバジン・バトルモード
【英字表記】Auto Vajin Battle Mode
【全高】2050mm
【重量】207kg
【握力】8t
【パンチ力】7.6t
【キック力】9.5t
【走力】100mを5.8秒
【最高飛行速度】70km/h
【最高飛行高度】地上30m
【最高出力】2500馬力
【初登場】第4話「おれの名前」

ビークルモードから変形する人型ロボット形態。AIで自律行動し、ファイズの戦闘をサポートする。高い出力を活かした肉弾戦のほか、背面のホバリングユニットによる飛行も可能。ビークルモード時の前輪はバスターホイールと呼ばれるガトリングガンとなり、16門のガトリングマズルから12mm弾を毎秒96発連射する。

両モード間の変形はAIの自律判断でも行われるが、バトルモードの胸部(ビークルモードではハンドル手前)の丸いスイッチを押すことで、任意で変形させることも可能。

尚、オートバジンのAIは正当なベルトの所有者を守るようにプログラムされており、第4話で赤井がファイズに変身した際は、真理及び巧の味方となってファイズを攻撃した。

 

ジェットスライガー  

ジェットスライガー
ジェットスライガー

スマートブレインモータース製の超高速アタッキングビークル。各ライダーに1機ずつが配備されており、第30話では北崎デルタのジェットスライガーに対抗するためファイズも使用した。

詳細は仮面ライダーデルタ#ジェットスライガーを参照。

 

備考  

登場エピソード  

関連項目  

+『仮面ライダー555』
 
+歴代仮面ライダー

画像出典


*1 デザイン上はサメのモチーフも入っているとされるが、作中要素としては反映されていない。
*2 この他、平時はオートバジンにハンドルとして装着されているファイズエッジや、変身前には持ち運ばれないファイズアクセルも広義のファイズギアに含まれる。尚、劇中で「ファイズギア」という言葉が用いられることはあまりなく、登場人物達はドライバー以外のツールも合わせたファイズギアの総称として「ファイズのベルト」という言い方を用いている。
*3 真理が変身を試みた際にも同じポーズを取っている。
*4 放送当時の玩具「変身ベルト DXファイズドライバー」では設定が異なる。玩具では、シングルモード及びバーストモードは12発で弾切れとなり、この「2・7・9」のコード入力でエネルギー弾を補充するという設定になっていた。
*5 劇中では、ミッションメモリーをセットしてからハンドルを引き抜く場合と、引き抜いてからミッションメモリーをセットする場合が混在している。また、初使用となる第8話では、ミッションメモリーをセットしないまま武器として用い、必殺技の発動時に初めてメモリーをセットしていた。
*6 一部wikiサイト等では「SB-555A」という型式番号を独自に記載している場合があるが、出典不明であり全くの出鱈目と考えられる。
*7 ただし、アクセルフォームでは十発前後を連続で放っている描写がある。
*8 放送当時の玩具では、ファイズアクセルからアクセルメモリーを取り外した際に「Reformation」の音声が鳴る仕様になっており、バンダイ側の本来の想定ではこれがアクセルフォーム変身時の音声であったと考えられる。後年の客演時にはこちらの仕様を踏襲している場合もある。
*9 「アクセル」は和製英語であり、英語ではacceleratorだが、ファイズアクセル及びアクセルフォームにおいては「axel」の綴りが採用されている。
*10 初使用後はファイズのスーツにファイズアクセルがインストールされ、変身前からの携行が不要になったものと考えられる。
*11 作中、ブラスターフォームへの変身シーンは、先にファイズブラスターにファイズフォンを装填してからコード入力を行う場合と、コード入力を行ってからファイズフォンを装填する場合の両方が混在しており、電子音声が流れる順番もそれによって異なる。
*12 作中では啓太郎が「変な男の人」から渡されたと言って段ボール箱を持ってくる描写のみであるが、一部資料では花形の使いの者によって届けられたとされる。

当サイトでは、アメリカ合衆国著作権法に定められたフェアユース(公正利用)の規定に基づき、Fandom等のWEBサイトに合法的にアップロードされた画像をインラインリンクで表示しています。各画像の権利は著作権者に帰属し、CC-BY-SAライセンスの元で表示されています。

Last-modified: 2023-05-30 (火) 07:57:51