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仮面ライダーアギト
仮面ライダーアギト
【英字表記】Masked Rider Agito
【種別】仮面ライダー(主役ライダー)
【性別】男性
【モチーフ】
【変身アイテム】オルタリング
【武器】ストームハルバード
フレイムセイバーなど
【必殺技】ライダーキックなど
【専用ビークル】マシントルネイダー
【変身者】津上翔一(演・賀集利樹)
【スーツアクター】高岩成二
【登場作品】『仮面ライダーアギト』(2001)
【初登場】第1話「戦士の覚醒」

仮面ライダーアギトは、『仮面ライダーアギト』に登場する主役ライダー。本作に登場する「三人の仮面ライダー」の一人であり、「既に仮面ライダーである男」と形容される。

記憶喪失の青年・津上翔一が、変身ベルト・オルタリングの力で変身する。大切な人々の居場所と人間の未来を守るため、アンノウンとの戦いに身を投じる正義の戦士である。

その姿は龍をモチーフとしており、クロスホーンと呼ばれる力強い2本角が特徴。グランドフォームをはじめとする3色のフォームを並列変身形態として持つ。

+目次
 

変身  

変身者  

アギトに変身するのは、記憶喪失の青年・津上(つがみ)翔一(しょういち)(本名:沢木(さわき)哲也(てつや))である。作中、彼の他にもアギトの力に目覚めた者は複数いるが、完全な変身能力を引き出すまでに至ったのは、彼とアナザーアギトこと木野薫のみである。

津上翔一(沢木哲也)
津上翔一(沢木哲也)(演・賀集利樹)
 

変身アイテム  

オルタリング  

オルタリング
オルタリング
【英字表記】Alter Ring
【種別】変身ベルト

津上翔一がアギトに覚醒したことで備わった変身ベルト。中央部に埋め込まれた「賢者の石」から発するオルタフォースにより、翔一の全身の筋肉及び器官を超人的に強化し、アギトに変身させる。普段は翔一の体内に分子レベルで拡散配置されており、変身時にのみ物質固形化して彼の腰部に現れる。

ベルトの両腰にスイッチを備えており、左右のスイッチを同時に叩くことでグランドフォームに変身する。変身後に左側のスイッチを叩くことでストームフォームに、右側のスイッチを叩くことでフレイムフォームにフォームチェンジが可能。フォームチェンジの際には賢者の石から各フォームの武器を取り出すことができる。

+各部詳細
 
ドラゴンズネイル
バーニングフォーム及びシャイニングフォームへの変身時には、ドラゴンズネイルと呼ばれる竜の爪を思わせる装飾がベルトの表面に出現する。
 

変身シークエンス  

1. 翔一が変身の意思を示し、右手を左腰側に差し入れてから右腰だめに構え直すポーズを取ることで、体内に存在するオルタリングが服の外に実体化する。
2. 左手を左腰だめに構え、右手を手刀のような形にしてゆっくりと前方に突き出していき、右腕を伸ばしきったところで「変身!」と発声。両手で勢いよくオルタリング両側のスイッチを叩くと、翔一の身体が光に包まれ、一瞬にしてアギトへの変身が完了する。

序盤では変身ポーズなしで変身しており、上記の変身ポーズは第15話以降に定着した。バイクに搭乗した状態での変身シーンも多く、設定には「バイクに乗っている際には変身ポーズ無しで変身可能」と明記されている。

変身形態の選択  

変身時には専ら基本形態のグランドフォームに変身するが、並列形態への直接変身も可能であり、作中ではビルの屋上に跳び上がるためにストームフォームに直接変身したことが一度ある(第28話)。また、中盤以降は強化形態のバーニングフォームへの直接変身も可能となり、さらに最終話ではシャイニングフォームへの直接変身も披露した。

 

戦力  

フォームチェンジ  

アギトは、変身ベルト・オルタリングが発するオルタフォースにより、基本形態のグランドフォームの他、ストームフォーム、フレイムフォームの計3形態に自在に変身(フォームチェンジ)することができる。ストームフォームは左腰、フレイムフォームは右腰側のスイッチを押すことで、オルタリング中央の賢者の石から各フォームの専用武器を出現させ、それに伴ってフォームチェンジする(先にフォームチェンジしてから武器を出現させる場合もある)。

中盤、翔一が記憶を一次的に取り戻した際には、グランド・ストーム・フレイムの3フォームの特性を兼ね備えたトリニティフォームへの変身も可能となった。さらに、第33話以降はアギトの力が更なる進化を見せ、上位形態であるバーニングフォーム及びシャイニングフォームへの変身も可能となった。

各部詳細  

+頭部(全フォーム共通)
 
+全身(全フォーム共通)
 

グランドフォーム  

仮面ライダーアギト
グランドフォーム
仮面ライダーアギト グランドフォーム
【英字表記】Masked Rider Agito
Ground Form
【モチーフ】
【身長】195cm
【体重】95kg
【パンチ力】7t(クロスホーン展開時:15t)
【キック力】15t(クロスホーン展開時:30t)*1
【ジャンプ力】ひと跳び30m
【走力】100mを5秒
【硬度・防御力】6(10段階評価)
【最大視力】10km
【最大聴力】10km
【初登場】第1話「戦士の覚醒」

アギトが変身する3つの基本フォームの一つであり、「超越肉体の金」の二つ名を持つ基本変身形態。メインカラーは金色。大地の力を司る形態とされ、徒手空拳による格闘戦を得意としている。

敵の攻撃を華麗に受け流し、返しの一撃を打ち込む、居合のような戦い方が特徴。3つの基本フォームの中では唯一、頭部のクロスホーンを展開して強力な必殺技を放つことができる。

クロスホーンを展開したグランドフォーム
クロスホーンを展開したグランドフォーム

必殺技

ライダーキック
グランドフォームを象徴する必殺技。頭部のクロスホーンを展開し、腰を低く落とした居合のような構えを取り、大地に浮かび上がる「アギトの紋章」の光を右足に吸収して敵に跳び蹴りを放つ。向かってくる敵に対してカウンター的に発動することも多い。
約30tの破壊力を誇り、本作中で最も多くの敵を撃破した必殺技であるが、敵の特殊技能や防御力によって防がれることもあった。トータスロード テストゥード・オケアヌスとの初戦(第3話)では頑強な甲羅で防御され、またスコーピオンロード レイウルス・アクティア(第14話)には盾で阻まれている。クロウロード コルウス・クロッキオ(第7話)には飛行能力で躱され、シーアーチンロード エキヌス・ファメリカーレ(第28話)には手裏剣の投擲で相殺された。

単独では、ジャガーロード パンテラス・ルテウス(第1話)、ジャガーロード パンテラス・アルビュス(第2話)、トータスロード テストゥード・オケアヌス(第4話)、オクトパスロード モリペス・オクティペス(第10話)、ゼブラロード エクウス・ノクティス(第12話)、クイーンジャガーロード パンテラス・マギストラ(第21話)、オルカロード ケトス・オルキヌス(第33話)を撃破した。第29話では、仮面ライダーG3-XのGXランチャーとの連携攻撃でフィッシュロード ピスキス・アラパイマを撃破した。第46話では、アナザーアギトのアサルトキック、仮面ライダーギルスのギルスヒールクロウとの連続攻撃でヘッジホッグロード エリキウス・リクォールを撃破した。
ライダーパンチ
敵に向かって跳躍し、右拳で強烈なパンチを打ち込む必殺技*2。終盤で一度だけ用いた決め技である。
オウルロード ウォルクリス・ウルクス(第44話)を撃破した。
 

ストームフォーム  

仮面ライダーアギト
ストームフォーム
仮面ライダーアギト ストームフォーム
【英字表記】Masked Rider Agito
Storm Form
【モチーフ】
【身長】195cm
【体重】95kg
【パンチ力】右腕3t・左腕7t
【キック力】5t
【ジャンプ力】ひと跳び50m
【走力】100mを4.5秒
【硬度・防御力】7(10段階評価)
【最大視力】10km
【最大聴力】10km
【初登場】第2話「青の嵐」

アギトが変身する3つの基本フォームの一つであり、「超越精神の青」の二つ名を持つ俊敏形態。メインカラーは青。風の力を司る形態とされ、グランドフォームと比べるとスピードや敏捷性、ジャンプ力において優れている。一方、パワーは他のフォームと比べてやや低下している。

左腕が特に強化されており、専用武器のストームハルバードを用いた棒術戦を得意とする。作中では武器を持つ敵に対抗するために変身することが多かった。頭部のクロスホーンの展開は行わないが、必殺技のハルバードスピンはグランドフォームのライダーキックと同程度の威力を秘めている。

+各部詳細

武器

ストームハルバード
ストームハルバード

ストームフォームが用いる薙刀状の武器。ストームフォームへの変身時にオルタリング中央の「賢者の石」から出現させる。長柄の両端に湾曲状の鋭い刃を有しており、出現時にはこの刃が180度折り畳まれて収納された状態になっている。主に武器を持つ敵に対抗するために使用される。敵の武器と鍔迫り合いを繰り広げるほか、ストームフォームの能力により、振り回して強風を発生させることも可能。
第19話のハイドロゾアロード ヒドロゾア・イグニオ戦では、未展開の状態でも戦闘に用いた。
+ストームハルバード・各部詳細

必殺技

ハルバードスピン
ストームフォームを象徴する必殺技。両端の刃を展開させたストームハルバードを高速で振り回して竜巻を発生させ、すれ違いざまに敵を斬り裂く。破壊力は約30t。
ジャガーロード パンテラス・トリスティス(第2話)、ハイドロゾアロード ヒドロゾア・イグニオ(第19話)、ビーロード アピス・ウェスパ(第22話)を撃破した。

フレイムフォーム  

仮面ライダーアギト
フレイムフォーム
仮面ライダーアギト フレイムフォーム
【英字表記】Masked Rider Agito
Flame Form
【モチーフ】
【身長】195cm
【体重】95kg
【パンチ力】右腕10t・左腕5t
【キック力】7t
【ジャンプ力】ひと跳び20m
【走力】100mを5.5秒
【硬度・防御力】8(10段階評価)
【最大視力】30km
【最大聴力】30km
【初登場】第8話「赤い炎の剣」

アギトが変身する3つの基本フォームの一つであり、「超越感覚の赤」の二つ名を持つ豪腕形態。メインカラーは赤。炎の力を司る形態とされ、グランドフォームと比べるとパワーや防御力が上昇している。また、知覚能力も強化されており、作中では高速で移動する敵や姿を隠した敵に対抗するために変身することが多かった。

右腕が特に強化されており、専用武器のフレイムセイバーを用いた剣戟戦を得意とする。頭部のクロスホーンの展開は行わないが、必殺技のセイバースラッシュはグランドフォームのライダーキックと同程度の威力を秘めている。

+各部詳細

武器

フレイムセイバー
フレイムセイバー

フレイムフォームが用いる長剣。フレイムフォームへの変身時にオルタリング中央の「賢者の石」から出現させる。刀身には日本刀のように反りがあり、鍔の部分はアギトの頭部のクロスホーンを象った意匠となっている。必殺技の発動時には、この鍔の意匠がクロスホーンと同様に2枚角から6枚角へ展開する。
「3大ライダー超決戦ビデオ」では、2本のフレイムセイバーを同時に出現させた。
+フレイムセイバー・各部詳細

必殺技

セイバースラッシュ
フレイムフォームを象徴する必殺技。腰を低く落とした姿勢でフレイムセイバーを構えて敵を待ち受け、敵が間合いに飛び込んできたところでフレイムセイバーを頭上から振り下ろし、一刀両断する。この技の発動時には、フレイムセイバーの鍔の部分の2枚角が、アギトのクロスホーンと同様の6枚角に展開する。また、斬られた敵が炎上する描写が入る。
劇場版では、敵を待ち受けるスタイルではなく、アントロード フォルミカ・ペデスの集団に対して自ら突っ込み斬り倒すスタイルも披露した。破壊力は約30t。グランドフォームのライダーキックと同等の威力を誇る必殺技であるが、スコーピオンロード レイウルス・アクティア(第13話)には盾で防御され通用しなかった。
クロウロード コルウス・クロッキオ(第8話)、ジャッカルロード スケロス・ファルクス(第17話)、ジャガーロード パンテラス・キュアネウス(第20話)を撃破した。劇場版では、アントロード フォルミカ・ペデスの集団を撃破した。
ダブルセイバースラッシュ
「3大ライダー超決戦ビデオ」でのみ用いられた必殺技。フレイムセイバーを2本同時に出現させ、二刀による斬撃を繰り出す。
TV本編とは雰囲気の異なるオリジナルビデオ内でのアクションのため、発動時には「ダブルセイバースラッシュ!」と技名を発声した。
スネークロード アングィス・フェミネウスを撃破した。

トリニティフォーム  

仮面ライダーアギト
トリニティフォーム
仮面ライダーアギト トリニティフォーム
【英字表記】Masked Rider Agito
Trinity Form
【モチーフ】
【身長】195cm
【体重】95kg
【パンチ力】右腕10t・左腕7t
【キック力】15t
【ジャンプ力】ひと跳び50m
【走力】100mを4.5秒
【硬度・防御力】8(10段階評価)
【最大視力】30km
【最大聴力】30km
【初登場】第26話「甦った記憶」

アギトの強化形態の一つであり、グランドフォーム、ストームフォーム、フレイムフォームの3つの基本フォームの力を併せ持つ形態。「三位一体の戦士」の二つ名を持つ。

胸部はグランドフォーム、右腕はフレイムフォーム、左腕はストームフォームと、三つの姿が組み合わさっており、ストームハルバードとフレイムセイバーを同時に装備することも可能。

中盤で翔一が一時的に記憶を取り戻した際に変身可能となったが、再び記憶が失われてからはこのフォームへの変身能力もまた封じられてしまった。その後、終盤で翔一が完全に記憶を取り戻した際には、既に上位形態のバーニングフォーム及びシャイニングフォームへの変身能力を得ていたためか、再びトリニティフォームに変身することはなかった。

必殺技

ライダーシュート
グランドフォームのライダーキックの強化版といえる技。ライダーキックと同様、頭部のクロスホーンを展開し、大地に浮かび上がる「アギトの紋章」の光を足に吸収して放つキック技だが、両足でキックを繰り出す点が異なっている。大地、火、風の三大属性の力を複合させた強力必殺技であり、破壊力はライダーキックの1.5倍の約45tに強化されている。
クロウロード コルウス・ルスクス(第27話)を撃破した。
ファイヤーストーム・アタック
右手にフレイムセイバー、左手にストームハルバードを構え、二つの武器で同時に敵を攻撃する必殺技。劇中では、二つの武器を頭上の敵に突き立てる刺突型と、横薙ぎに斬り払う斬撃型を披露した。この技の発動時には、フレイムセイバーはセイバースラッシュの発動時と同様に鍔の部分の2本角が6本角に展開した状態となり、ストームハルバードはハルバードスピンの発動時と同様に両端の刃が展開した状態となる。
破壊力は約40t。頭部のクロスホーンの展開を伴わないためか、同じトリニティフォームの必殺技であるライダーシュートよりはやや低い威力設定となっている。
クイーンクロウロード コルウス・イントンスス(第26話)、クロウロード コルウス・カルウス(第27話)を撃破した。
 

上位形態  

バーニングフォーム  

仮面ライダーアギト
バーニングフォーム
仮面ライダーアギト バーニングフォーム
【英字表記】Masked Rider Agito
Burning Form
【モチーフ】
【身長】195cm
【体重】95kg
【パンチ力】25t
【キック力】15t
【ジャンプ力】ひと跳び15m
【走力】100mを6秒
【硬度・防御力】10(10段階評価)
【最大視力】30km
【最大聴力】30km
【初登場】第34話「呼び逢う魂」

アギトの強化形態の一つであり、全身に炎の力を宿した形態。「燃え盛る業炎の戦士」の二つ名を持つ。メインカラーは赤。上半身を中心に強化がなされており、全身の装甲が溶岩のように赤熱し、爆発的なパワーを発揮する。シャイニングフォームと同様、頭部のクロスホーンは常に6枚角に展開した形になり、角の色が赤、複眼(コンパウンドアイズ)の色が黄色に変化している。

アギトの全フォーム中で最強のパワー、防御力、パンチ力を誇る。徒手空拳での戦いのほか、シャイニングカリバー シングルモードを用いた荒々しい白兵戦を得意とする。

物語中盤、翔一が風谷真魚の励ましを経て、水のエルへの恐怖心を克服したことを契機として変身が可能になった。シャイニングフォームへの進化途上の形態という性質も持ち、シャイニングフォームへの変身時には、バーニングフォームの装甲が剥がれ落ちるようにしてシャイニングフォームの装甲が姿を現す。

通常はグランドフォームから強化変身(フォームチェンジ)するが、専用の変身ポーズにより、翔一の姿から直接変身することも可能。

+各部詳細

武器

シャイニングカリバー シングルモード
シャイニングカリバー シングルモード

オルタリングの「賢者の石」から出現する、バーニングフォーム及びシャイニングフォームの共通武器。バーニングフォームでは長刀状のシングルモードを用いる。
シャイニングカリバー エマージュモード
シャイニングカリバー エマージュモード

シャイニングカリバーの出現時の形態。「S」の字をかたどっている。
+シャイニングカリバー・各部詳細

必殺技

バーニングライダーパンチ
右腕に炎の力を宿し、強烈なパンチを叩き込む技。バーニングフォームの本編初登場となる第34話では、アンノウンを一撃で撃破する威力を見せた。
設定上の破壊力は約25tと、アギトの必殺技の中では決して高くはないが、ビジュアルインパクトも相俟って視聴者に強い印象を残した技である。
マンティスロード プロフェタ・クルエントゥス(第34話)を撃破した。
バーニングボンバー
シャイニングカリバー シングルモードに炎の力を宿し、敵を一刀両断する技。斬られた敵が炎上する描写がある。
設定上の破壊力は約45tであり、バーニングライダーパンチよりも高い。
水のエル(第35話)に大ダメージを与え撃退した。

シャイニングフォーム  

仮面ライダーアギト
シャイニングフォーム
仮面ライダーアギト シャイニングフォーム
【英字表記】Masked Rider Agito
Shining Form
【モチーフ】
【身長】195cm
【体重】95kg
【パンチ力】15t
【キック力】45t
【ジャンプ力】ひと跳び75m
【走力】100mを4秒
【硬度・防御力】10(10段階評価)
【最大視力】30km
【最大聴力】30km
【初登場】第37話「暗闇の戦士」
【先行登場】劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4
仮面ライダーアギトスペシャル 新たなる変身

アギトの最終・最強形態にして、光の力を司る形態。バーニングフォームを経た更なる強化形態であり、「光輝への目覚め」の戦士と形容される。メインカラーは赤と銀色。バーニングフォームと同様、頭部のクロスホーンは常に6枚角に展開した形になり、角の色が赤、複眼(コンパウンドアイズ)の色が黄色に変化している。

アギトの全フォーム中で最強のスピード、キック力、防御力を誇り、シャイニングカリバー ツインモードを駆使したスピーディな白兵戦を得意とする。

変身時には、バーニングフォームが太陽の光を浴びることで、装甲外殻がひび割れるように剥がれ落ち、光輝く銀色の姿を得て誕生する。専用の変身ポーズにより、翔一の姿から直接変身することも可能。

+各部詳細

武器

シャイニングカリバー ツインモード
シャイニングカリバー ツインモード

オルタリングの「賢者の石」から出現する、バーニングフォーム及びシャイニングフォームの共通武器。シャイニングフォームでは二刀流のツインモードを用いる。

必殺技

シャイニングクラッシュ
シャイニングカリバー ツインモードを両手に構え、シャイニングフォームのスピードを活かして超高速で敵に斬り込む技。残像を残すほどの早業で斬撃を繰り出す描写がなされる。
設定上の破壊力は約55tであり、アギトの全フォームの必殺技の中で最大である。ただし、実際はシャイニングライダーキックの方が最強必殺技であるかのような扱いがなされている。
リザードロード ステリオ・デクステラ(第37話)を撃破した。最終話では地のエルに大ダメージを与え撃退している。劇場版(ディレクターズカット版)ではアントロード フォルミカ・ペデスの大群を撃破し、TVSPではビートルロード スカラベウス・フォルティスを撃破した。
シャイニングライダーキック
グランドフォームのライダーキックの強化版といえる技。自身と敵の間の空中に、白く輝く「アギトの紋章」のエネルギーを出現させ、それを突き抜けるようにジャンプして敵に跳び蹴りを叩き込む。
設定上の破壊力はトリニティフォームのライダーシュートと同じ約45tであり、シャイニングクラッシュの約55tよりも下位であるが、作中ではシャイニングフォームの最強の切り札のように扱われている。
地のエルとの最終決戦では、「アギトの紋章」を二つ出現させる強化版を披露した。媒体によってはこれを「超スピードキック」(『超全集』)や「強化シャイニングライダーキック」と表現する記述もある。
第43話では、エクシードギルスのエクシードヒールクロウ、アナザーアギトのアサルトキックからの連続攻撃で水のエル強化体を撃破した。最終話では上述の強化版を繰り出し、地のエル強化体を撃破した。劇場版では、クイーンアントロード フォルミカ・レギアを撃破した。
 

専用ビークル  

マシントルネイダー  

マシントルネイダー
マシントルネイダー
【英字表記】Machine Tornader
【全長】2250mm
【全幅】760mm
【全高】1210mm
【最高出力】520ps/8500rpm
【最高速度】430km/h
【総排気量】998cc
【ベース車両】ホンダ・VTR1000F FIRESTORM
【初登場】第4話「パズル解読」

アギトの専用バイク。オルタリングの発するオルタフォースを受け、翔一の乗るバイク(ホンダ・VTR1000F FIRESTORM)から変化する。ボディはいかなる衝撃にもビクともしない強化装甲となり、敵に体当たりしても傷一つ付かない耐久力を誇る(第39話ではアナザーアギトの発砲するGM-01の連射を受けても無傷だった)。タイヤ部はアギトの意思を感知して回転数を思いのままに変えることが可能*3

劇中では主にグランドフォームで搭乗するが、ストームフォーム、シャイニングフォームでも搭乗したことがある。アギトへの変身に伴って変化する設定のため、変身前の翔一が搭乗することはない。

+各部詳細
 
マシントルネイダーに搭乗するアギト
マシントルネイダーに搭乗するアギト
 

マシントルネイダー スライダーモード  

マシントルネイダー
スライダーモード
マシントルネイダー スライダーモード
【英字表記】Machine Tornader
Slider Mode
【全長】3900mm
【全幅】1100mm
【全高】310mm
【最高出力】520ps/
【最高速度】720km/h
【総排気量】998cc
【初登場】第14話「最強キック」

マシントルネイダーが変形するボード型飛行形態。車体がスライドして伸び、タイヤが90度回転して変形する。アギトを乗せて滑空することが可能。第14話でアギトがスコーピオンロード レイウルス・アクティアに苦戦していた際、沢木哲也の意見を受け容れた闇の力がスライダーモードの変形能力を発現させた。

劇中ではグランドフォーム、ストームフォームで搭乗したことがある。第40話では仮面ライダーG3-Xと二人で搭乗した。

+各部詳細
 
スライダーモードに搭乗するアギト
スライダーモードに搭乗するアギト

必殺技

ドラゴン・ブレス
滑空するスライダーモードに搭乗し、車体側面で敵に体当たりを食らわせる技。劇中では、劇場版でアントロード フォルミカ・ペデスの集団に対して使用されたのみである。
ライダーブレイク
グランドフォームで使用。グランドフォームの主要必殺技である「ライダーキック」の強化版といえる技。滑空するスライダーモードに搭乗して敵に迫り、スライダーモードの上から飛び出して、慣性の法則を加えた超高速でライダーキックを放つ。破壊力は約50t。
ライダーキックやセイバースラッシュを防ぐスコーピオンロード レイウルス・アクティアの盾をも打ち破り、これを撃破した(第14話)。
ハルバードブレイク
ストームフォームで使用。ストームフォームの主要必殺技である「ハルバードスピン」の強化版といえる技。ストームハルバードを構え、滑空するスライダーモードの上から飛び出して、慣性の法則を加えた超高速ですれ違いざまに敵を斬り裂く。破壊力は約45tと、ハルバードスピンの1.5倍に強化されているが、グランドフォームのライダーブレイクにはやや劣る。
クラブロード クルスタータ・パレオ(第31話)を撃破した。
セイバーブレイク(フレイムブレイク)
フレイムフォームで使用可能な技とされるが、劇中未使用。フレイムセイバーを構えてスライダーモードから飛び出し、敵を斬り裂く技であり、ハルバードブレイクの名称にならえば「セイバーブレイク」となるはずであるが、『仮面ライダーアギト超全集 下巻』では「フレイムブレイク」と記載されている。
 

登場エピソード  

 
 

関連項目  

+『仮面ライダーアギト』
 
+歴代仮面ライダー

画像出典


*1 クロスホーン展開時のキック力として設定されている「30t」は、必殺技のライダーキックの設定威力と一致している。
*2 本来ならグランドフォームの必殺技は頭部のクロスホーンの展開を伴うとされるが、この技を用いた際にはその演出はなく、溜めを込めたパンチの一撃で敵を撃破する描写となった。メインの決め技であるライダーキックの場合、グランドフォームのスペック値に設定されている「クロスホーン展開時のキック力」とライダーキックの設定威力がともに30tで一致しているが、このライダーパンチはクロスホーンの展開を伴わずに使用されたため、「クロスホーン展開時のパンチ力」である15tと威力が一致するかは不明である。
*3 このあたりのニュアンスが曲解されているのか、一部のwikiサイト等では「マシントルネイダーは自律走行機能を持つ」と記載されているケースもあるが、公式にそうした設定の記述は確認されていない。放送当時、ギルスレイダーの自律走行機能に関して「(アギトのマシントルネイダーにもない)特異な機能」というニュアンスで紹介されていたことを鑑みると、マシントルネイダーに自律走行可の設定は与えられていないと解釈するのが自然であると考えられる。

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Last-modified: 2023-06-03 (土) 10:37:20