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仮面ライダーカブト
仮面ライダーカブト
【英字表記】Masked Rider Kabuto
【種別】仮面ライダー(主役ライダー)
【性別】男性
【モチーフ】カブトムシ
【変身アイテム】カブトゼクター、ライダーベルト
【武器】カブトクナイガンなど
【必殺技】ライダーキックなど
【専用ビークル】カブトエクステンダー
【変身者】天道総司(演・水嶋ヒロ)
【スーツアクター】高岩成二
【登場作品】『仮面ライダーカブト』(2006)
【初登場】第1話「最強男」

仮面ライダーカブトは、『仮面ライダーカブト』に登場する主役ライダー。

本作に登場するマスクドライダーの一人であり、「天の道を往き総てを司る男」を自称する万能青年・天道総司が、変身アイテムのカブトゼクターとライダーベルトを用いて変身する。対ワーム組織ZECTと時に対立、時に協力しつつ、人間を襲うワームの脅威から世界を守る正義の戦士である。

重装甲形態のマスクドフォームから、ライダーフォームにキャストオフし、クロックアップと呼ばれる超加速能力を発揮して戦う。

+目次
 

変身  

変身者  

カブトに変身するのは、「天の道を往き総てを司る男」を自称する万能青年、天道(てんどう)総司(そうじ)である。

天道総司
天道総司(演・水嶋ヒロ)
 

変身アイテム  

カブトゼクター  

カブトゼクター
カブトゼクター
【英字表記】Kabuto Zecter
【種別】変身アイテム

本作のライダーのキーアイテムであるゼクターの一種で、カブトへの変身を司るカブトムシ型昆虫コア。片手に収まるサイズの赤いカブトムシ型をしており、イオンエンジン噴射による時速950kmでの飛行に加え、スラスタースリットからタキオン粒子を噴射してジョウント移動を行うことも可能。先端の角「ゼクターホーン」は厚さ150mmの鉄板をも貫き、全身を回転させることで地中を掘り進むためのドリルにもなる。

天道の意思に応じ、ジョウント移動でどこへでも駆け付ける。普段でも天道の料理を手伝ったり、買い物袋を運んだりといったコミカルな描写も見られる。

カブトゼクターが天道を資格者に選んだ理由は当初不明とされていたが、実は35年前のマスクドライダー計画始動時点で、天道の父の日下部総一によって、将来の息子が資格者となることが決定されていた。

 

ライダーベルト  

ライダーベルト
ライダーベルト
【英字表記】Rider Belt
【種別】変身アイテム

カブトの変身ベルト。ZECTによって新たに開発されたものだが、天道は7年前から同型のベルトを所持しており、その入手経緯は本編における大きな謎となっていた。後に、TV本編では日下部総一に擬態したネイティブにより天道に託されていたことが明かされた。劇場版ではこの経緯が異なり、未来から時間移動したハイパーカブト=天道自身の手により、少年期の天道に託されている。

バックル部にカブトゼクターを装着することで、資格者をカブトに変身させる。劇中では、天道が変身を決意するといつの間にかベルトが巻かれているという形が常であり、ベルトの出現や装着の過程が描写されたことは一度もない*1

 

変身シークエンス  

1. 天道が変身の意思を示すと、カブトゼクターがそれに応え、ジョウント移動によって彼の元に飛来する。
2. 飛来したカブトゼクターをキャッチし、「変身!」の発声と共にライダーベルトのバックルに右側から装着することにより、ゼクターから「HENSHIN」の電子音声が発せられ、マスクドフォームのアーマーが天道の全身に装着されて、カブト・マスクドフォームへの変身が完了する。

本作においては、マスクドフォームを有するライダーは必ず変身時にはマスクドフォームになるという設定が徹底されており、ライダーフォーム(及び強化形態のハイパーフォーム)への直接変身が行われたことは一度もない。ただし、変身直後にキャストオフを行い、実質ライダーフォームから戦闘を開始することはある。また、「超バトルDVD」では設定を大胆に無視し、天道からライダーフォームへの直接変身が描写された。

 

戦力  

通常形態  

カブトは、本作に登場するマスクドライダーの共通システムとして、重装甲形態のマスクドフォームから、装甲をパージして軽装・高速形態のライダーフォームへと二段変身する「キャストオフ」の機能を有している。ライダーフォームにおいては、タキオン粒子の働きによって通常時空と切り離された超高速行動を実現する「クロックアップ」を使用可能。両フォーム共通の専用武器・カブトクナイガンも有し、多方面の戦局に対応が可能である。

システム自体の性能もさることながら、ライダーになるために少年期から厳しいトレーニングを積んできた天道自身の身体能力や戦闘センスが相俟って、カブトは本作のライダーの中でも特に高い戦闘技能を有しており、華麗で無駄のない動きで敵を圧倒する姿が印象的である。

マスクドフォーム  

仮面ライダーカブト
マスクドフォーム
仮面ライダーカブト マスクドフォーム
【英字表記】Masked Rider Kabuto
Masked Form
【モチーフ】カブトムシのサナギ
【身長】190cm
【体重】132kg
【パンチ力】8t
【キック力】10t
【ジャンプ力】ひと跳び20m
【走力】100mを8.9秒
【初登場】第1話「最強男」

カブトの第一形態。マスクドアーマーの重装甲によってライダーフォームよりもパワーと防御力に優れており、カブトクナイガンのアックスモード及びガンモードを用いて戦う。

クロックアップ機能及び強力な必殺技を有さないため、基本的にはライダーフォームに変身するまでの繋ぎとして扱われるが、初変身となる第1話では天道自身の高い戦闘センスを活かし、クロックアップ状態のワームをマスクドフォームのみで撃破している。また、第24話の仮面ライダーサソード戦では、左腕のみを瞬時にマスクドフォームに戻し、サソードの斬撃を受け止めて隙を突くという戦術を披露している。

武器

カブトクナイガン
カブトの専用武器。ガンモード、アックスモード、クナイモードの3形態に変形可能で、マスクドフォームではガンモードとアックスモードを用いる。ライダーベルトと同じく出現過程は描写されず、使用時にはいつの間にか持っているという描写がなされる。また、各形態に必殺技が設定されているが、作中では通常攻撃と必殺技を明確に区別しうる描写はなく、クナイガンの攻撃によって敵を撃破したシーンを便宜上その必殺技の使用シーンとみなす扱いが定着している。
ガンモード
カブトクナイガン・ガンモード

光弾銃形態。ダットサイトと呼ばれる3点式レーザー照準機により、夜間でも3㎞先の対象を正確に狙撃する事が可能。第1話では、飛び散った鏡の破片にレーザーを反射させ、クロックアップ状態のワームを捕捉した。
アックスモード
カブトクナイガン・アックスモード

小型の手斧形態。バヨネットアックスと呼ばれる刃で敵を切断する。
ゼクトマイザー
ゼクトマイザー

本作のライダーが共通で使用する支援武器。ボマーと呼ばれる昆虫型の小型爆弾(カブトの物はカブトボマー)をジョウントによって無制限に射出することが可能。第13話、第24話で使用した。

必殺技

アバランチシュート
カブトクナイガン・ガンモードを用いて放つ必殺技。ジョウントで無限に送られる電子エネルギーを高エネルギーイオンビームに変換し、敵を撃ち抜く。
第24話と劇場版でそれぞれ複数のワームサナギ体を撃破している。
アバランチブレイク
カブトクナイガン・アックスモードを用いて放つ必殺技。エネルギー電子によりバヨネットアックスを超高温化し、触れる物全てを裂断する。
アラクネアワーム・ルボア(第1話)を撃破したほか、ワームサナギ体を第2話で1体、第4話で4体、第6話で5体撃破している。
 

ライダーフォーム  

仮面ライダーカブト
ライダーフォーム
仮面ライダーカブト ライダーフォーム
【英字表記】Masked Rider Kabuto
Rider Form
【モチーフ】カブトムシ
【身長】195cm
【体重】95kg
【パンチ力】3t
【キック力】7t
【ジャンプ力】ひと跳び37m
【走力】100mを5.8秒
【初登場】第2話「初2段変身」

マスクドフォームから変身する第二形態にして、実質上の基本形態。「キャストオフ!」の発声と共にベルトのカブトゼクターのゼクターホーンを右側に倒すことで、「CAST OFF」の電子音声が発せられ、全身のマスクドアーマーが飛散するとともに頭部のカブトホーンが起き上がり、「CHANGE BEETLE」の電子音声と共にライダーフォームへの二段変身が完了する。

天道の持ち前の格闘術と、カブトクナイガン・クナイモードを用いたスピーディな格闘戦を得意とし、クロックアップによる超加速と必殺技のライダーキックを用いてワームの成虫を撃破する。

武器

カブトクナイガン
ライダーフォームでは主にクナイモードを使用するが、ガンモード(第22話・第47話・第48話・劇場版)、アックスモード(第47話)も稀に用いられる。
クナイモード
カブトクナイガン・クナイモード

カブトクナイガンのフレームを取り外したクナイ形態。逆手で保持し、素早い斬撃を繰り出す。第22話では唯一、ガンモードからクナイモードへの変形過程が描写されている。

必殺技

アバランチスラッシュ
カブトクナイガン・クナイモードを用いて放つ必殺技。刀身からイオンビーム刃を展開し、10m圏内のあらゆる物を切り刻むことが可能。
アラクネアワーム・フラバス(第2話)を撃破したほか、第13話、第22話、第25話、第27話、第28話、第29話、第32話、第36話、第38話、第48話でそれぞれ複数のワームサナギ体を撃破している。
ライダーキック
カブトのメイン必殺技。タキオン粒子を波動に変換して右足のライダーストンパーに収束させ、敵にキックを叩き込む。破壊力は19t。
発動時には、カブトゼクター上部に並んだ3つのスイッチ「フルスロットル」を順に押すことで、「ONE, TWO, THREE」の電子音声が発せられる。その後、ゼクターホーンを一旦左側に戻して「ライダーキック」と静かに発声し、ゼクターホーンを再び右側に倒すことで、「RIDER KICK」の電子音声が発せられ技が発動する。
敵に背を向けて待ち受け、突っ込んできた敵にカウンターの回し蹴りを繰り出すスタイルを基本形とする。第33話、第37話、第43話、第44話では跳び蹴りのスタイルでも用いている。
アラクネアワーム・ニグリティア(第2話)、ランピリスワーム(第3話)、ベルクリケタスワーム(第4話)、エピラクナワーム(第5話)、プレクスワーム(第6話)、ベルバーワーム(第8話)、コレオプテラワーム・アエネウス(第9話)、コレオプテラワーム・アージェンタム(第10話)、ミュスカワーム(第12話)、セクティオワーム(第13話)、フォルミカアルビュスワーム・オキュルス(第16話)、ジオフィリドワーム2体(第23話・第24話)、キュレックスワーム(第30話)を撃破したほか、第21話のブラキペルマワーム・ビリディス戦と第25話のジェノミアスワーム戦では、割って入ったワームサナギ体を代わりに撃破している。第36話、第37話でもそれぞれサナギ体複数を撃破。また、仮面ライダーガタックのライダーキックとの同時攻撃で、アキャリナワーム(第27話)、フォリアタスワーム(第32話)を撃破した。劇場版ではキュレックスワームを撃破した。
 

強化形態  

ハイパーフォーム  

仮面ライダーカブト
ハイパーフォーム
仮面ライダーカブト ハイパーフォーム
【英字表記】Masked Rider Kabuto
Hyper Form
【モチーフ】カブトムシ
【身長】198cm
【体重】102kg
【パンチ力】10t
【キック力】15t
【ジャンプ力】ひと跳び50m
【走力】100mを4.2秒
【初登場】第28話「なぜ!?絶命」(未来のハイパーカブト)
第34話「砕け超進化」(現代の天道の初変身)
【先行登場】劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE

ハイパーゼクターを用いて変身する最強形態。「ハイパーカブト」とも呼ばれる。飛来したハイパーゼクターをライダーベルトの左側に装着し、「ハイパーキャストオフ!」の発声と共にハイパーゼクターのゼクターホーンを倒すことで、「HYPER CAST OFF」の電子音声と共に全身のライダーアーマーがカブテクターに強化され、「CHANGE HYPER BEETLE」の電子音声が発せられて強化変身が完了する。

クロックアップを超えた超加速能力・ハイパークロックアップや、必殺武器パーフェクトゼクターなどの戦力を有し、一般ワームや他のライダーの追随を許さない戦闘能力を発揮する。

ツール

ハイパーゼクター
ハイパーゼクター

ハイパーフォームへの強化変身を司るカブトムシ型昆虫コア。カブトゼクターと同様、イオンエンジン噴射による飛行やタキオン粒子によるジョウント移動、ゼクターホーンによる攻撃が可能。ハイパーフォームへの変身時はベルトの左側に装着され、ハイパークロックアップや必殺技のハイパーライダーキックの発動にも用いられる。
第34話にて、現代でZECTが開発したハイパーゼクターは三島によって爆破されるが、未来から新たにハイパーゼクターが飛来し、天道の戦力となった。
ハイパークロックアップ形態
仮面ライダーカブト ハイパーフォーム(ハイパークロックアップ)
ハイパーフォームは、「ハイパークロックアップ!」の発声と共にハイパーゼクターのハイパークロックアップスイッチを叩くことで、「HYPER CLOCK UP」の電子音声と共に胸部、腕部、脚部のカブテクターが展開し、ハイパークロックアップ形態に変化する。
ハイパークロックアップ形態においては、通常のクロックアップの数十倍の速度で活動が可能となり、また背面からのジェット噴射で空中や宇宙空間を自在に飛行することもできる。さらには、時空を超越して過去や未来へ行き来することさえも可能となり、第34話の初変身時には時間を巻き戻してガタックを爆死から救っているほか、ハイパーゼクターの入手前にも未来の時間軸のハイパーカブト(天道自身)が度々現代に姿を見せる展開があった。また、劇場版でもコーカサスの攻撃からガタックを救っており、さらには巨大隕石と共に7年前に時間遡行し、過去の自分にベルトを託している。

武器

パーフェクトゼクター
パーフェクトゼクター・ソードモード パーフェクトゼクター・ソードモード(パーフェクトモード) パーフェクトゼクター・ガンモード(パーフェクトモード)

ハイパーフォームの専用武器。未来において開発され、第37話で現代のカブトの武器となった。ジョウントによってカブトのもとに飛来し、長剣形態のソードモード、銃形態のガンモードの二形態に変形する。単体での使用に加え、ザビーゼクター、ドレイクゼクター、サソードゼクターの各ゼクターを呼び寄せて本体に合体させ、固有の必殺技を発動することが可能。
鍔元には「フルスロットル」と呼ばれる四色のスイッチを備えており、各スイッチを押すことで、カブトパワー(赤)、ザビーパワー(黄色)、ドレイクパワー(青)、サソードパワー(紫)の各必殺技を発動する。カブトパワーはパーフェクトゼクター単体時、ザビー、ドレイク、サソードパワーは各ゼクターの合体時に使用される。また、三つのゼクター全てを合体させた状態はパーフェクトモードと呼称され、さらに強力な必殺技が発動可能となる。尚、各パワーの発動時にザビー、ドレイク、サソードが変身していた場合、パーフェクトゼクターからの指令が優先され、当該ライダーの変身は強制解除される。

パーフェクトゼクター各モードの必殺技
ソードモードガンモード
カブトパワーハイパーブレイドハイパーキャノン(未使用)
ザビーパワーハイパースティングハイパーレイザー(未使用)
ドレイクパワーハイパーアックス(未使用)ハイパーシューティング
サソードパワーハイパースラッシュハイパーウェイブ(未使用)
パーフェクトモードマキシマムハイパータイフーンマキシマムハイパーサイクロン

必殺技

ハイパーライダーキック
ハイパーゼクターの「マキシマムライダーパワー」を発動して放つ必殺技。ハイパークロックアップ形態で飛翔し、ハイパーゼクターで強化されたタキオン粒子を右脚に収束して跳び蹴りを叩き込む。破壊力は30t。ライダーフォームのライダーキックとは異なり、跳び蹴りのスタイルを基本形とする。
発動時には、ハイパーゼクターのゼクターホーンを横に倒すことで、「MAXIMUM RIDER POWER」の電子音声が発せられる。その後、ライダーフォームのライダーキックと同様にカブトゼクターのゼクターホーンをを一旦左側に戻して「ハイパーキック」と静かに発声し、ゼクターホーンを再び右側に倒すことで、「RIDER KICK」の電子音声が発せられ技が発動する*2
キャマラスワーム(第34話)、コキリアワーム(第36話)を撃破したほか、第35話ではう複数のワームサナギ体を撃破した。また、最終話では「ハイパーキック」ではなく「ライダーキック」の発声を伴って発動し、仮面ライダーガタックのライダーキックとの同時攻撃でグリラスワームを撃破した。劇場版では仮面ライダーコーカサスを、「超バトルDVD」ではカンポノタスワーム・マキシラを撃破した。
ハイパーブレイド
パーフェクトゼクター・ソードモード単体でカブトパワーを発動して放つ必殺技。巨大な光子の刃を発生させ、敵を一刀両断する。
第38話で使用され、複数のワームサナギ体を撃破した。
ハイパースティング
パーフェクトゼクター・ソードモードの剣先にザビーゼクターを合体させ、ザビーパワーを発動して放つ必殺技。ザビーゼクターのゼクターニードルからタキオン粒子を槍状に放出し、敵を貫く。
第39話でウカワームに対して用いられ、大ダメージを与えて記憶喪失に陥らせた。
ハイパーシューティング
パーフェクトゼクター・ガンモードの銃身上面にドレイクゼクターを合体させ、ドレイクパワーを発動して放つ必殺技。分散・追尾能力を持った高威力のイオン光弾をツインバレルから放つ。
第42話のカッシスワーム・ディミディウス戦で使用され、自動追尾による時間差攻撃でカッシスワームの「フリーズ」を破った。
ハイパースラッシュ
パーフェクトゼクター・ソードモードの刀身下面にサソードゼクターを合体させ、サソードパワーを発動して放つ必殺技。高濃度のポイズンブラッドを生成し、光子に変換して刀身に送り込み、敵を斬り裂く。
第40話で使用され、サブストワームとワームサナギ体複数を撃破した。
マキシマムハイパータイフーン
パーフェクトゼクター・ソードモードに三つのゼクターを合体させ、カブトパワー、ザビーパワー、ドレイクパワー、サソードパワーを同時発動して放つ必殺技。カブトホーンを模した超巨大な光子の刃で敵を一刀両断する。一撃で山をも切り崩す威力を誇るとされる。
レプトーフィスワーム(第38話)、スコルピオワーム(第46話)を撃破したほか、第39話、第45話でそれぞれ複数のワームサナギ体を撃破している。第43話、第47話ではこの技によってダークカブトを圧倒した。パーフェクトゼクターを用いる必殺技の中で最も多用された技であるが、最終話のグリラスワーム戦では通用せず、剣を折られてしまっている。
マキシマムハイパーサイクロン
パーフェクトゼクター・ガンモードに三つのゼクターを合体させ、カブトパワー、ザビーパワー、ドレイクパワー、サソードパワーを同時発動して放つ必殺技。竜巻状の超巨大エネルギー波を放つ。半径100km圏内のあらゆる物質を跡形も無く吹き飛ばす威力を誇るとされる。
この技の発動時には、自動的にカブテクターが展開してハイパークロックアップ状態となり、背面のウイングで反動を相殺する。
第42話ではカッシスワーム・ディミディウス、第44話ではカッシスワーム・グラディウスを、それぞれワームサナギ体複数を巻き込んで撃破した。
 

専用ビークル  

カブトエクステンダー  

カブトの専用バイク。本来はZECTがカブトの有資格者用に開発したものだが、天道の手に渡り彼の愛車となる。マスクドライダーシステムと同様のキャストオフ機能を備えており、通常形態のマスクドモードから、装甲をパージしてエクスモードに変形可能。ZECT内では「ライダーバイク」とも呼称される(第2話・第3話)。

マスクドモード  

カブトエクステンダー
マスクドモード
カブトエクステンダー・マスクドモード
【英字表記】Kabuto Extender
Masked Mode
【全長】2020mm
【全幅】700mm
【全高】1170mm
【最高速度】410km/h
【ベース車両】ホンダ・CBR1000RR
【初登場】第2話「初2段変身」

カブトエクステンダーの通常形態。変身前の天道にも愛用される。通常時はガソリンで走行するが、緊急時にはマイクロ波放電式イオンエンジンを稼働させ、イオン加速による超スピード走行を行うことが可能。

カウル部に展開するコンソールを操作することで、エクスモードへのキャストオフが可能。この際、カブト自身も連動してキャストオフすることもできる。

 

エクスモード  

カブトエクステンダー
エクスモード
カブトエクステンダー・エクスモード
【英字表記】Kabuto Extender
Ex Mode
【全長】3090mm
【全幅】700mm
【全高】1170mm
【最高速度】900km/h(通常時空)
【初登場】第9話「蜂の乱心!!」

マスクドモードからキャストオフして完成する、カブトエクステンダーの第二形態。マスクドモードのフロントカウルがパージし、前輪が左右に展開して、車体中央部から巨大な錨型の突進棒「エクスアンカー」が露出する。

通常時空内でも最高速度900km/hを誇るが、さらにライダーフォームと連動してマシンごとクロックアップすることも可能。飛行能力や大気圏突入能力も兼ね備えており、第44話では擬態天道の待ち受ける時空の裂け目へと突入する能力も見せた。

必殺技

エクステンダーキック
ライダーフォームが使用するライダーキックのバリエーション技。カブトがカブトエクステンダー・エクスモードのエクスアンカーの先端に立ち、エクスアンカーの伸長の勢いを利用して飛び出し、回し蹴りを叩き込む。破壊力は通常のライダーキックと同じ19t。
コレオプテラワーム・クロセウス(第10話)を撃破した。
 

備考  

登場エピソード  

関連項目  

+『仮面ライダーカブト』
 
+歴代仮面ライダー

画像出典


*1 一部視聴者の間では、ゼクターと同じくベルトもジョウント移動で出現するのではないかといった解釈がなされることがあるが、公式設定としては一切説明されていない。
*2 技名は「ハイパーライダーキック」、発声は「ハイパーキック」、電子音声は「ライダーキック」と、若干視聴者の混乱を招く形になっている。

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Last-modified: 2023-05-30 (火) 09:57:33