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仮面ライダー響鬼
仮面ライダー響鬼
【英字表記】Masked Rider Hibiki
【種別】仮面ライダー(主役ライダー)
【性別】男性
【モチーフ】
【変身アイテム】変身音叉 音角
【武器】音撃棒 烈火
音撃鼓 火炎鼓など
【必殺技】音撃打 火炎連打など
【専用ビークル】不知火
凱火
【変身者】ヒビキ(演・細川茂樹)
【スーツアクター】伊藤慎
【登場作品】『仮面ライダー響鬼』(2005)
【初登場】一之巻「響く鬼」

仮面ライダー響鬼(ヒビキ)は、『仮面ライダー響鬼』に登場する主役ライダー。

「清めの音」の力で魔化魍を退治する、(おに)と呼ばれる音撃戦士の一人であり、ヒビキが変身音叉 音角を用いて変身する。鍛え抜かれた心技体を武器に戦う歴戦の勇士であり、猛士の仲間と力を合わせて、激しさを増す魔化魍の異常発生に立ち向かった。

+目次
 

変身  

変身者  

響鬼に変身するのは、猛士関東支部に所属するベテランの鬼、ヒビキ(本名:日高(ひだか)仁志(ひとし))である。

ヒビキ
ヒビキ(日高仁志)(演・細川茂樹)
 

変身アイテム  

変身音叉(へんしんおんさ) 音角(おんかく)  

変身音叉(へんしんおんさ) 音角(おんかく)
変身音叉 音角変身音叉 音角
【種別】変身アイテム

ヒビキが用いる変身道具。平時は畳んだ状態で右腰に吊るして携行しており、変身やディスクアニマルの起動時には音叉の角を展開する。音叉を鳴らすことで、鬼への変身の切っ掛けとなる特殊な波動が発せられる。

変身のほか、音叉を鳴らしてディスクアニマルを起動したり、起動済のディスクに行動指示を与えることが可能。また、持ち手の下端部に円盤状態のディスクアニマルをセットし、音叉を閉じてディスクを回転させることで、録音された音声を再生したり、携帯テレビに録音映像を飛ばすことができる。

 

変身シークエンス  

1. 展開した音角を鳴らし、音角から発せられる特殊な音波を額で受けることで、ヒビキの額に鬼面(きめん)が出現し、続いて全身が青白い炎に包まれる。
2. 炎が衣服を燃やし尽くす中、「アアァァ……」と気合を込めた声を発しながら、ヒビキは炎の中で次第に鬼の姿へと変わっていく。
3. 最後に「タァッ!」と声を上げて炎を振り払い、響鬼が姿を現す。

 

戦力  

通常形態  

仮面ライダー響鬼(ヒビキ)
仮面ライダー響鬼
【英字表記】Masked Rider Hibiki
【モチーフ】
【身の丈】7尺3寸(約222cm)
【目方】41貫(約156kg)
強力(ごうりき)600人力(目方1600貫=約6tの物を持ち上げられる)
【早駆け】1町(100m)を約3秒
【遠駆け】一日で25里(100km)
【飛跳力】ひと跳び約41間(75m)
【打撃力】火事場の馬鹿力的最大時 5333貫(約20t)
【蹴力】火事場の馬鹿力的最大時 10666貫(約40t)
【初登場】一之巻「響く鬼」

響鬼は心技体の鍛錬を重ねたベテランの戦士であり、本作に登場する鬼の中でも特に強い戦闘能力を誇っている。鬼として持つ属性は炎であり、口から火を吐く「鬼法術 鬼火」をはじめ、響鬼の技には実際に炎を発するものが多く、また音撃武器や音撃技の名称も火にちなんだものとなっている。

実戦経験十五年を数える今でも技の開発に余念がなく、本編中でも烈火弾や烈火剣といった新技を特訓によって体得しており、また太鼓を用いる鬼の中でも特に多くの種類の音撃打を身に付けている。さらに、一人前の鬼の必須条件として、音撃管や音撃弦の扱いにも一通り慣熟している。

音撃武器

音撃棒(おんげきぼう) 烈火(れっか)
音撃棒 烈火

太鼓のバチの形状をした二本一組の音撃武器。本体は神木などを切り出して作られ、先端には赤い鬼石(おにいし)が取り付けられている。変身後は装備帯の背面に携行され、魔化魍や怪童子・妖姫との戦闘で近接打撃武器として用いるほか、炎の属性を宿した各種の鬼棒術を繰り出すことも可能。音撃時には音撃鼓を叩くバチとして使用する。
戦いの中で破損することもあり、ヒビキが自ら好みの木を採取して修繕している。屋久島の天然杉で作るものが最も彼の手に馴染むというが、他の木でも支障はなく、二十八之巻では関東の山へ素材の採取に赴いている。

音撃棒の鬼石
音撃棒 烈火の先端に取り付けられた鬼石。鬼の口が開いている方が左手用の「()」、閉じている方が右手用の「(うん)」と呼ばれる。
音撃鼓(おんげきこ) 火炎鼓(かえんつづみ)
音撃鼓 火炎鼓

装備帯のバックルに携行されている、太鼓の形状をした音撃武器。約30回の連打で大抵の魔化魍を倒すことができるとされる。普段は手に収まる程度の大きさだが、魔化魍の体に貼り付けることで巨大化する。大きさは魔化魍の種類に応じて自動で調整されるが、猛士データバンクに情報がない魔化魍の場合、上部のつまみを操作することで任意の大きさをに調整可能(十之巻のオトロシ戦で描写が確認できる)。
魔化魍の撃破後には、自動的に本来の大きさに戻って響鬼の手元に飛んでくる描写がある。
五之巻のバケガニ戦のように戦いの中で破損・喪失することもあるが、猛士の支部から直ちに新しいものを供給できる体制が整っている。
音撃鼓 爆裂(ばくれつ)火炎鼓(かえんつづみ)
滝澤みどりが新たに開発した改良型の音撃鼓。外見は従来の火炎鼓と同じ*1だが、重量はやや重く、響鬼のようなベテランの鬼でなければ使いこなすのは難しいとされる。魔化魍をごく僅かな連打で倒すことが可能だが、通常の音撃鼓とは異なり、一回限りの使い捨てである。
十四之巻の乱れ童子戦で初使用され、その後は状況に応じて通常の火炎鼓と使い分けられている模様。

戦闘術

鬼法術(きほうじゅつ) 鬼火(おにび)*2
口を開き、紫色の炎を吐いて敵を焼き尽くす術。怪童子や妖姫に対する牽制や止めとして用いられる。
屋久島のツチグモの怪童子(二之巻)、奥多摩のヤマビコの妖姫(三之巻)を撃破した。劇場版では戦国時代の響鬼が用い、火焔大将を撃破した。

鬼法術 鬼火
鬼闘術(きとうじゅつ) 鬼爪(おにづめ)
鬼の共通技であり、手の甲から四本の鋭い爪を伸ばして敵を貫く術。主に怪童子や妖姫への奇襲として用いられる。
奥多摩のヤマビコの怪童子(三之巻)に致命傷を与えた。二十五之巻では、凝固したカッパの粘液をこそぎ落とすのに用いた。
鬼棒術(きぼうじゅつ) 烈火弾(れっかだん)
音撃棒の鬼石に炎の気を集め、火炎弾を放つ術。通常の怪童子や妖姫ならば容易く撃破できるほどの威力がある。九之巻で初披露され、その後は鬼火に代わって怪童子・妖姫への牽制技や決め技として頻繁に用いられた。
藤岡のオオアリの怪童子と妖姫(九之巻)、秩父のオトロシの怪童子(十之巻)、下野のヌリカベの怪童子と妖姫(十二之巻)、大月のオトロシの怪童子と妖姫(十四之巻)、旭村のドロタボウの妖姫(二十三之巻)を撃破した。劇場版では戦国時代の響鬼が用い、魔化魍忍群を次々と撃破した。
鬼棒術 烈火剣(れっかけん)
音撃棒に用いられる鬼石の精錬を上げることで使用可能となった新技。鬼石に炎の気を集め、音撃棒から伸びる炎の剣を作り出す術。十七之巻でみどりと共に技の開発が行われ、二十之巻で初めて実戦使用された。
中盤以降は装甲声刃を入手したこともあり使用されなくなるが、四十七之巻ではヒビキが生身でこの術を使用し、挟山のバケネコ二体を撃破した。

必殺音撃

音撃打(おんげきだ) 火炎連打(かえんれんだ)
音撃棒 烈火と音撃鼓 火炎鼓を用いて繰り出す必殺音撃の一つ。魔化魍の体に音撃鼓を貼り付け、音撃棒で太鼓のように連打することで「清めの音」を打ち込み退治する。火炎連打は響鬼が用いる各種の音撃打の中で最も基本的な型であり、左右の音撃棒で素早い連打を繰り出すのが特徴で、比較的小型の魔化魍を素早く倒すのに向いている。六之巻のバケガニ戦では音撃棒一本だけで放っている。他の型とは異なり、作中で技名の発声が行われたことはない。
屋久島のツチグモ(二之巻)、奥多摩のヤマビコ(四之巻)、房総のバケガニ(六之巻)を撃破した。二十二之巻では、仮面ライダー威吹鬼の音撃射 疾風一閃、仮面ライダー轟鬼の音撃斬 雷電激震との同時音撃で浅間山のナナシを撃破した。
音撃打 一気火勢(いっきかせい)
音撃棒 烈火と音撃鼓 火炎鼓を用いて繰り出す必殺音撃の一つ。左右の音撃棒を大きく振り上げ、同時に音撃鼓に叩き付けていく型。一撃一撃が強力であり、体表の硬い魔化魍に対して特に有効とされる。使用時には「一気火勢の型!」の発声を伴う。
藤岡のオオアリ(九之巻)を撃破した。 また、三十八之巻のヨブコ戦でも「一気火勢の型」と発声して音撃打を繰り出しているが、九之巻で披露したものとは叩き方が異なっていた。
音撃打 猛火怒涛(もうかどとう)
音撃棒 烈火と音撃鼓 火炎鼓を用いて繰り出す必殺音撃の一つ。音撃棒を高く振り上げて左右交互に叩く型。大振りな動きのために連打の速度はやや遅いが、清めの音の響きは強く、火炎連打では倒せない大型魔化魍に対して用いられる。使用時には「猛火怒涛の型!」の発声を伴う。
下野のヌリカベ(十二之巻)を撃破した。
音撃打 豪火連舞(ごうかれんぶ)
音撃棒 烈火と音撃鼓 火炎鼓を用いて繰り出す必殺音撃の一つであり、火炎連打、一気火勢、猛火怒涛の三種の型を組み合わせた最強の音撃打。使用時には「豪火連舞の型!」の発声を伴う。設定上は「敵の動きや反撃に応じて、自在に叩き方を変える型」とされており、作中では右手→両手→左手→両手……の順で連打を繰り出していた。あらゆる魔化魍に対応可能な型だが、全身の筋肉を酷使するため身体的疲労は大きい。
十之巻で、希少種の魔化魍である秩父のオトロシに対して使用され、これを撃破した。
音撃打 爆裂強打(ばくれつきょうだ)
爆裂火炎鼓を用いて繰り出す必殺音撃。通常の火炎鼓の音撃打とは異なり、僅か二度ほどの連打で魔化魍を倒すことができる。使用時には「爆裂強打の型!」の発声を伴う。
乱れ童子(十四之巻)を撃破したほか、二十四之巻の旭村のドロタボウ戦では初めに現れた一体を撃破した。また、劇場版では戦国時代の響鬼が「音撃打、爆裂強打!」の発声と共に放ち、七人の戦鬼によるヒトツミへの連続音撃のトリを飾った。
三十八之巻のヨブコ戦で用いた際には、通常と異なり何度も連打している。
音撃射(おんげきしゃ) 疾風一閃(しっぷういっせん)
本来は威吹鬼の必殺音撃。四十六之巻で威吹鬼の音撃管 烈風を用いて放ち、三浦のアミキリを撃破した。響鬼が使用しても技名は変わらず、「疾風一閃!」の発声を伴っている。

音撃管を使用する響鬼
音撃管を使用して疾風一閃を放つ響鬼
 

強化形態  

響鬼紅  

仮面ライダー響鬼紅(ヒビキくれない)
仮面ライダー響鬼紅
【英字表記】Masked Rider Hibiki Kurenai
【モチーフ】
【身の丈】7尺3寸(約222cm)
【目方】41貫(約156kg)
強力(ごうりき)700人力(目方1866貫667匁=約7tの物を持ち上げられる)
【早駆け】1町(100m)を約2秒
【飛跳力】ひと跳び約49.5間(90m)
【打撃力】火事場の馬鹿力的最大時 8000貫(約30t)
【蹴力】火事場の馬鹿力的最大時 13333貫(約50t)
【初登場】二十四之巻「燃える紅」

夏の時期の特別な鍛えを行った響鬼が、全身の炎の気を極限まで高めることによって変身する強化形態。全身が真紅に染まり、身体能力が飛躍的に上昇するが、全身の筋肉を極限まで酷使するため、変身は一時間程度しか維持できない。このため、一日で走れる距離を示す「遠駆け」の数値は設定されていない。

主に「夏の魔化魍」と呼ばれる等身大の増殖魔化魍に対応するための形態であり、等身大魔化魍に対しては、音撃鼓を用いず音撃棒で強打するだけで「清めの音」を叩き込むことが可能。ただし、巨大魔化魍に対しては通常通りに音撃鼓を用いて音撃を繰り出している。

必殺音撃

音撃打 灼熱真紅(しゃくねつしんく)
音撃鼓を用いず、音撃鼓のみで繰り出す必殺音撃。両手の音撃棒を魔化魍の体に叩きつけることで、魔化魍の体表に音撃鼓のような炎の紋様を出現させ、さらに両手の音撃棒で一撃を叩き込んで撃破する。使用時には「灼熱真紅の型!」の発声を伴う。主に増殖魔化魍の「親」に止めを刺す際に使用される。
旭村のドロタボウの親(二十四之巻)、秩父のカッパ三体(二十五之巻)、猿橋のバケネコの親(二十七之巻)、四谷のカシャ(三十一之巻)を撃破した。また、二十八之巻では威吹鬼の疾風一閃との同時音撃で下久保のテングを撃破した。
音撃打 爆裂真紅(ばくれつしんく)
爆裂火炎鼓を用いて繰り出す必殺音撃。使用時には「爆裂真紅の型!」の発声を伴う。
榧ノ木のヨロイツチグモ(二十九之巻)を撃破した。その際には、ヨロイツチグモの体表が強固であるためか、通常の爆裂強打の型とは異なり、多数の連打を行っていた。
 

装甲響鬼  

仮面ライダー装甲響鬼(アームドヒビキ)
仮面ライダー装甲響鬼
【英字表記】Masked Rider Armed Hibiki
【モチーフ】
【身の丈】7尺7寸(約233cm)
【目方】44.8貫(約168kg)
強力(ごうりき)800人力(目方2133貫=約8tの物を持ち上げられる)
【早駆け】1町(100m)を約1秒
【飛跳力】ひと跳び約55間(100m)
【打撃力】火事場の馬鹿力的最大時 10666貫(約40t)
【蹴力】火事場の馬鹿力的最大時 21332貫(約80t)
【初登場】三十三之巻「装甲う刃」
【先行登場】劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼

装甲声刃(アームドセイバー)を用いて変身する最強形態。「響鬼、装甲(そうこう)!」と発声して装甲声刃の底面のスイッチを押し込むことで、装甲声刃から特殊な波動が発せられて無数のディスクアニマルが響鬼の周囲に呼び寄せられ、装甲に変化して響鬼の全身に合体することで強化変身が完了する。

装甲響鬼は通常の鬼を遥かに凌駕する身体能力を誇り、さらに装甲声刃による音撃であらゆる種類の魔化魍に対処することが可能となる。装甲響鬼への変身を会得したことにより、響鬼は全国の鬼の中でも最強の存在になったとされる。この形態では通常戦闘・必殺音撃ともに装甲声刃を主に使用するが、背面には音撃棒も携行しており、必要に応じて使用が可能。

尚、装甲響鬼の変身シークエンスは響鬼紅の姿の上から二段変身する描写となっているが、紅と同様に変身時間の制限があるのかは不明。紅と同じく「遠駆け」の数値は設定されていない。

音撃武器

音撃増幅剣(おんげきぞうふくけん) 装甲声刃(アームドセイバー)
音撃増幅剣 装甲声刃 音撃増幅剣 装甲声刃

猛士技術局長の小暮耕之助が開発した最新型の音撃武器。戦闘時には短剣として使用が可能。鬼の横顔を象った鍔を180度展開することにより、内部に仕込まれた拡声機が露出し、装甲響鬼の声を増幅させて「清めの音」の波動として放つことができる。必殺音撃の鬼神覚声を放つほか、刀身から烈火剣のような炎の剣を出現させることも可能であり、三十三之巻ではこれによって奥多摩のカマイタチを撃破した。
柄の部分のスリットにディスクを通すことで、ディスクアニマルをアームドディスクアニマルに強化する機能も有している(三十五之巻で披露)。

必殺音撃

音撃刃(おんげきは)*3 鬼神覚声(きしんかくせい)
装甲声刃を用いて繰り出す必殺音撃。 装甲声刃の拡声機を通して装甲響鬼の声を増幅させ、音撃の波動として敵にぶつける技であり、あらゆる魔化魍に効果を発揮する最強の音撃とされる。
当初は「鬼神覚声!」の発声に続いて「ハァッ!」と短く声を発し、赤色の音撃の波動を放つだけの技であったが、三十九之巻のヨブコ戦以降は、同じく「鬼神覚声!」の発声後、装甲声刃に「ハアァァ……」と長く声を発して気合を込め、最後に激しく気勢を上げて音撃の波動を三日月形の刃に変えて放つ技へと強化された。この強化版においては、波動を放つ直前、巨大な「鬼」の文字が装甲響鬼の前方に浮かぶ演出が入る。
強化前のタイプでは港区のウワン(三十五之巻)を撃破した。強化後のタイプでは東筑波のヨブコ(三十九之巻)、森のコダマの本体(四十一之巻)、鳩山のオオアリ二体(四十二之巻)、東松山のロクロクビ(最終之巻)のほか、四十三之巻、四十四之巻、四十五之巻でも「オロチ現象」による魔化魍を多数撃破した。
強化版の会得後も、強化前のタイプが通常攻撃の扱いで度々用いられている。また、劇場版では現代の響鬼が強化版に近い形で必殺音撃を放ち、オロチを撃破しているが、技名の発声や「鬼」の字の演出はなく、装甲声刃の側面に向かって声を発した後に鍔が自動で開くなど、TV本編のものと発動過程が若干異なっている。
「超バトルDVD」では、明日夢が夢の中で変身した装甲響鬼が「鬼神覚声」と称する技でバケネコを撃破しているが、演出は本編三十三之巻で用いたものと同様の炎の斬撃だった。
音撃打
三十五之巻の港区のウワン戦で披露した音撃打。技名は不明(一部媒体では火炎連打の型と表記されている)。通常と同様、音撃鼓を魔化魍の体に貼り付け、音撃棒で連打することで「清めの音」を叩き込む。

音撃棒を構える装甲響鬼
音撃棒を構える装甲響鬼
装甲声刃への適応の経緯
小暮の自信作である装甲声刃だが、開発当初は波動が強力すぎて誰にも使いこなせず、使用を試みたダンキ、ショウキ、トドロキ、ヒビキは装甲声刃の波動に同調できないばかりか、鬼への変身が一時的に不可能になるという災難に遭っている。
その後、装甲声刃はスーパー童子らの手で持ち去られ、洋館の男女によって波動を抑える何らかの処置を加えられている。時を同じくしてヒビキは小暮の特訓で変身能力を取り戻し、装甲声刃を奪還して装甲響鬼への変身を成し遂げた。
公式サイト等の媒体では、装甲響鬼への変身が可能となった経緯を「小暮の特訓によって装甲声刃と同調できるようになった」と説明しているケースがあるが、作中の描写から確認できる小暮の特訓の効果は、通常の変身能力を取り戻したところまでであり、装甲声刃への同調自体は、洋館の男女が加えた処置によって可能になったのだと解釈するのが自然であるとの指摘もある。
 
 

専用車両  

不知火(しらぬい)  

不知火(しらぬい)
不知火
【全長】4300mm
【全幅】1815mm
【全高】1790mm
【最高速度】200km/h
【総排気量】2354cc
【車種】ホンダ・エレメント
【初登場】三之巻「落ちる声」

ヒビキが任務の際に使用する配備車両。四輪駆動で登坂能力に優れ、足場の悪い山道でも容易く走破することが可能。スペック等は市販車と変わらないが、カラーリングは響鬼のイメージカラーの赤に塗装されている。プレートナンバーは「奈良300・ひ・88-02」。吉野の猛士本部から支給されるため奈良県ナンバーとなっている。

後部座席のスライドリアシートは常時倒され、カーゴスペースには魔化魍探索に使用する各種の器材が所狭しと積まれている*4

自動車の運転が苦手なヒビキに代わり、サポーターの立花香須実が主に運転を担当する。ヒビキが凱火を支給され単独行動するようになってからは不知火の登場頻度は減少したが、本編後半で桐矢京介と安達明日夢を弟子に迎えてからは、ヒビキ自身が運転して彼らを同乗させている描写がある。

 

凱火(がいか)  

凱火(がいか)
凱火
【全長】2560mm
【全幅】920mm
【全高】1090mm
【最高速度】240km/h
【総排気量】1832cc
【車種】ホンダ・ワルキューレルーン
【初登場】二十五之巻「走る紺碧」

本編中盤において特別遊撃班に任命されたヒビキが、バイクの腕前を鍛え直し、新たに猛士から支給を受けた大型アメリカンバイク。車体のカラーは紺碧色をベースとし、ボディパーツの至る所に銀のメッキが使われている。ナンバーは「奈良C・は・81-02」。

総排気量1800ccという自動車並みの大型エンジンを搭載していることに加え、コンピューターコントロールデジタル3次元マップにより、エンジンの回転速度などがコンピュータ制御されているのも特徴。市販車との違いは、燃料タンク側面に入っている猛士のマークと、威吹鬼の「竜巻」を参考にカスタムされたヘッドライトのみ。「竜巻」と異なり、リアシートはなく、弟子などを後ろに乗せることはできない。

サポーターを伴わない単独行動を想定して支給されており、交通渋滞などに左右されない迅速な移動を目的とする。任務の際には、ディスクアニマル用のサイドバッグなどの野営装備を随時装備する。

凱火に搭乗する響鬼
凱火に搭乗する響鬼
 

備考  

登場エピソード  

関連項目  

+『仮面ライダー響鬼』
 
+歴代仮面ライダー

画像出典


*1 雑誌『フィギュア王』No.90に掲載の『響鬼mono図鑑 音撃武器編~弐~』によれば、爆裂火炎鼓は通常の火炎鼓と異なり裏面が赤く塗装されているとのことだが、画面上でそれを判別できるシーンはなく、また同誌面にも裏面の写真は掲載されていない。
*2 媒体によっては「鬼幻術 鬼火」と表記されている。
*3 重箱読みで不自然と考えたためか、一部wikiサイト等では読みを「おんげきじん」と誤記している事例が散見されるが、設定は「おんげきは」が正しい。
*4 雑誌『フィギュア王』No.86掲載の『響鬼mono図鑑 乗り物編~弐~』によれば、積荷は、ディスクアニマル専用のボックス、その専用台、音撃武器修繕道具一式、折り畳みテーブル、折り畳みチェア、テント、寝袋、クーラーボックス、ロールマット、トレッキング用品、岡持ち型の便利箱、飲み物セットのクーラーバックなど。

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Last-modified: 2023-05-30 (火) 08:09:57