仮面ライダーリュウガ |
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【英字表記】 | Masked Rider Ryuga |
【種別】 | 仮面ライダー(サブライダー・劇場版ライダー) |
【性別】 | 男性 |
【モチーフ】 | 龍 |
【変身アイテム】 | Vバックル、カードデッキ |
【武器】 | ドラグセイバーなど |
【必殺技】 | ドラゴンライダーキック |
【変身者】 | 鏡像の城戸真司(演・須賀貴匡) |
【スーツアクター】 | 岡元次郎 |
【登場作品】 | 『仮面ライダー龍騎』(2002) |
【初登場】 | 劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL |
仮面ライダーリュウガは、『仮面ライダー龍騎』の劇場版とTVSPにのみ登場するサブライダー(劇場版ライダー)。
本作に登場する「13人の仮面ライダー」の一人であり、鏡像の城戸真司が変身する。契約モンスターは黒龍型のドラグブラッカー。仮面ライダー龍騎の鏡像といえる存在であり、劇場版最大の強敵として龍騎と激闘を繰り広げた。
平成ライダーシリーズの後続作品において頻繁に登場する「主役ライダーのブラックバージョン」の元祖といえる存在であり、後年においてはいわゆるダークライダーに分類されることが多い。
+目次
-目次
変身
変身者
リュウガに変身するのは、ミラーワールドから現れた鏡像の城戸真司である。彼は最後の勝者となって神崎優衣に新しい命を与えるべく、本物の真司をはじめとするライダー達に圧倒的な力で戦いを挑んだ。
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鏡像の城戸真司(演・須賀貴匡) |
変身アイテム
Vバックル
Vバックル |
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【英字表記】 | V-Buckle |
【種別】 | 変身ベルト |
本作の仮面ライダーに共通の変身ベルト。カードデッキを鏡面にかざすことで、ミラーワールドから現実世界に実体化し、変身者の腰に装着される。
カードデッキ
カードデッキ(リュウガ) |
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【英字表記】 | Card Deck |
【種別】 | 変身アイテム |
ドラグブラッカーと契約したことで、黒龍の紋章が浮かび上がったカードデッキ。以下のアドベントカードが収納されている。リュウガのカード内容は全て龍騎と同一の色違いであるが、AP及びGPの数値は龍騎よりも1000高くなっている。
カード名 | 数値 | 効果 |
ドラグブラッカー | 6000AP | ドラグブラッカーを召喚する。 |
ソードベント | 3000AP | ドラグセイバーを召喚する。 |
ストライクベント | 3000AP | ドラグクローを召喚し、ドラグクローファイヤーを発動する。 |
ガードベント | 3000GP | ドラグシールドを召喚する。 |
ファイナルベント | 7000AP | ドラゴンライダーキックを発動する。 |
変身シークエンス
1. 鏡像の真司がカードデッキを左手に持ち、前に突き出すことで、Vバックルが実体化して腰に装着される。
2. その後、眼を閉じて静かに腕を下ろし、「変身!」の発声と共にデッキをVバックルに装填することで、リュウガに変身する。
リュウガは本作の他のライダーとは異なり、元来ミラーワールドの存在であるため、カードデッキを鏡面にかざすことなく変身が可能である。また、本作のライダーで唯一、固有の変身ポーズが存在しない。
契約モンスター
ドラグブラッカー
ドラグブラッカー |
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【英字表記】 | Dragblacker |
【モチーフ】 | 龍 |
【全長】 | 615cm |
【全幅】 | 37cm |
【全高】 | 55cm |
【体重】 | 210kg |
【飛行速度】 | 520km/h |
【攻撃力】 | 6000AP(300t) |
【初登場】 | 劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL |

リュウガと契約した黒い龍型のモンスター。龍騎に対するリュウガと同様、龍騎の契約モンスターであるドラグレッダーの色違いとなっているが、AP数値は上回っており、ドラグブレスの火炎もドラグレッダーより高い6000℃となっている。
作中では仮面ライダーファムに苛烈な攻撃で致命傷を与え、龍騎をも大いに苦しめたが、最後は龍騎とリュウガのドラゴンライダーキックの激突を経て、リュウガと共に爆発して散った。
放送当時の玩具版アドベントカードでは「暗黒龍ドラグブラッカー」という二つ名が付けられており、作品設定に存在する名称ではないものの、現在に至るまで視聴者に広く認知されている。
+各部詳細
-各部詳細
- ドラグフィーラー:頭部に備わる鋭い触覚レーダー。30km四方の物体を探知する能力と、犬の10倍の嗅覚を持つ。
- ドラグアイ:モンスターなどの特性を検知し、記録することができる眼。一度戦った敵のデータは蓄積され、戦闘データとして活用できる*1。
- ドラグジャウ:鋭い牙で鋼鉄をも噛み砕く顎。ドラグブレスを吐いて敵を攻撃する。
- ドラグボディー:腹部。ドラグブラッカーの体で最も硬い部位であり、いかなる攻撃にもびくともしない。
- ドラグアーム:前後2本、計4本の脚。着地時のボディへの負荷を防ぐサスペンションや、物に張り付いたり引っかけたりするマニピュレーターの役割を果たす。
- ドラグフィン:背面に備わる、ダイヤモンドカッターのように強固かつ鋭利なヒレ。硬度は自在に変化させることが可能。打撃的な破壊力は無いが、カミソリのような鋭い切断力を持つ。
- ドラグテイル:尾の先に備わる鋭い刃。敵を叩き斬る攻撃が可能。
尚、設定上の大きさは全幅37cm、全高55cmとそれほど大きくはないが、作中では複数のシーンにおいて設定を大幅に上回る巨大さで描写され、ファムを口にくわえて柱に叩きつけるなどしている。
戦力
仮面ライダーリュウガ |
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【英字表記】 | Masked Rider Ryuga |
【モチーフ】 | 龍 |
【身長】 | 190cm |
【体重】 | 90kg |
【パンチ力】 | 250AP(12.5t) |
【キック力】 | 450AP(22.5t) |
【ジャンプ力】 | ひと跳び40m |
【走力】 | 100mを4.5秒 |
【最大視力】 | 17km |
【最大聴力】 | 17km |
【初登場】 | 劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL |
龍騎の色違いであるリュウガだが、身体スペックやアドベントカードの数値は全てにおいて龍騎を上回っており、また本物の真司とは異質の格闘技能も相まって圧倒的な戦闘能力を誇っている。作中では仮面ライダーファムや仮面ライダーナイトはおろか、仮面ライダー王蛇をも力押しで圧倒するほどの強さを見せた。また、王蛇戦ではジェノサイダーを真っ先に撃破することで王蛇の全戦力を無力化し、ファム戦では時間差のアドベントでドラグブラッカーを召喚して一方的に奇襲をかけるなど、優れた戦術も披露している。
作中クライマックスでは龍騎と一歩も譲らぬ死闘を繰り広げ、龍騎を追い詰めるものの、最後は互いのドラゴンライダーキックの激突の末に壮絶に散った。
+各部詳細(頭部)
-各部詳細(頭部)
- ソリッドフェイスシールド:顔面を覆う、超硬物質アーメタル製の“面”。あらゆる攻撃にびくともせず、受けた衝撃も内部伝達をほぼゼロに抑えられる程に吸収する。また、内部に仕込まれたプリフィケーションフィルターにより、毒ガスや汚染地域の中でも気体を浄化殺菌する。
- ドラグクラウン:額に浮かび上がった黒龍の紋章。ドラグブラッカーと契約して力を得た証であり、リュウガの邪悪なエンブレムである。
- Rシグナル:額に装備されたレーダーセンサー。敵の存在や位置を感知する機能を持つ。
- レッドアイ:ソリッドフェイスシールドの奥にある吊り目状の赤い複眼。赤外線視力により、暗闇の中でも対象物を視認することが可能。
+各部詳細(全身)
-各部詳細(全身)
- グランメイル:全身を覆う特殊強化皮膚。モンスターのあらゆる攻撃に耐える強度に加え、ミラーワールドにおいて人間の能力を最大限に引き上げ、ライダーとしての力を発揮させる機能を持つ。
- 本作に登場する一般のライダーの場合、ミラーワールドでの装着リミットは9分55秒であり、それを超過すると変身が強制解除されるが、リュウガは元来ミラーワールドの存在であるため、この「時間切れ」は存在しないものと考えられる。
- フォース・ボーン:グランメイル表面の各所に備わる筋状の制御器官。沸き出すライダーの力をボディ全体にバランスよく行き渡らせる役割を果たす。腹部、腰部、両腕、両肩、両足に配置され、余剰エネルギーは解放し、温存エネルギーは内包させる機能を持つ。
- メタルアーマー:上腕部と下腿部のグランメイルを覆うアーメタル製の保護具。強固かつ軽量で、硬度はダイヤモンドに匹敵する。
- ブラックチェスト:胸部に装着された装甲。メタルアーマーのさらに表面に生成された、ライダーのボディの中で最も強固な部位であり、グランメイル+アーマー+チェストの三重構造で大抵の攻撃や衝撃を跳ね返すことが可能。超高空からの落下や、深度1万メートルの深海の水圧にも耐える無敵の防護具である。
- ドラグナックル:拳を守るアーメタル製の手甲。敵を粉砕する強力なパンチを繰り出す。
- レッグブラック:足の装甲。瞬発的な破壊力と耐衝撃性に優れ、キックやジャンプといった激しい戦闘の中でも自壊しない強靭さを誇る。
- ジペット・スレッド*2:ボディの各所に設けられた、契約モンスターを思いのままに操るための円形の遠隔操作デバイスポイント。ベルトの両腰と、両肩、両肘、両膝、背中に存在し、リュウガの意思はこのデバイスを通じて脳からダイレクトにドラグブラッカーに伝えられる。
召喚機
- ブラックドラグバイザー

左腕に装備されている、ドラグブラッカーの頭部を模したガントレット状の召喚機。上部のカバーをスライドさせることでカードスロットが現れる。
龍騎のドラグバイザーの色違いであるが、アドベントカードの読み上げ音声は他のライダーと異なり、低くくぐもった声になっている。
放送当時の玩具では、龍騎のドラグバイザーと同様に「龍召機甲ブラックドラグバイザー」という二つ名が付けられており、作品設定に存在する名称ではないものの、現在に至るまで視聴者に広く認知されている。
武器
- ドラグセイバー

ソードベントのカードで召喚する、ドラグブラッカーの尾を模した片手剣。龍騎のドラグセイバーの色違いであるが、攻撃力はより高い3000AP(150t相当)。
- ドラグクロー*3

ストライクベントのカードで召喚する、ドラグブラッカーの頭部を模した打撃武器。龍騎のドラグクロ―の色違いであるが、攻撃力はより高い3000AP(150t相当)。龍騎と同じく、必殺技のドラグクローファイヤーの発動に用いられる。
- ドラグシールド

ガードベントのカードで召喚する、ドラグブラッカーの腹部を模した盾。龍騎のドラグクロ―の色違いであるが、防御力はより高い3000GP(150t相当)。作中では未使用に終わり、後年の『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』(2019)において初めて使用された。
必殺技
- ドラグクローファイヤー
- ドラグクローを装備して使用する必殺技。龍騎の同名の技と同様、ドラグクローを装備した右腕を大きく前に突き出すことで、ドラグレッダーが敵めがけて青いドラグブレスを撃ち出し、敵を焼き尽くす。攻撃力はドラグクロー自体と同じ3000AP(150t相当)。
作中ではファムに対して用いられたが、龍騎が助けに入ったことで命中しなかった。
- ドラゴンライダーキック

ファイナルベントのカードで発動する必殺技。空中に浮き上がり、ドラグブラッカーの放つ青いドラグブレスを纏って敵にキックを叩き込む。龍騎のファイナルベントと同名の技であるが、攻撃力はより高い7000AP(350t相当)。キックの前に、ドラグブラッカーのドラグブレスで対象を石化させることも可能。
作中では王蛇のジェノサイダーを撃破し、またクライマックスでは龍騎のドラゴンライダーキックと激突した。前者では右足で、後者では左足でキックを放っている。
備考
- 本作の全ライダーはライドシューターを用いてミラーワールドへ移動するとされるが、作中、リュウガがライドシューターに搭乗する場面はない。設定上はリュウガがライドシューターを所持しているともいないとも明記されていないが、元来ミラーワールドの存在である彼にはライドシューターは不要であるとの解釈が一般的とみられる。
- 本作のアメリカ版リメイクである『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』では、リュウガは「Kamen Rider Onyx(カメンライダー・オニキス)」という名称になっている。
登場エピソード
- 劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL
- 仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS
関連項目
+『仮面ライダー龍騎』
-『仮面ライダー龍騎』
+歴代仮面ライダー
-歴代仮面ライダー
歴代仮面ライダー(疑似ライダー含む) |
【昭和シリーズ】 | 1号 - 2号 - V3 - ライダーマン - X - アマゾン - ストロンガー - タックル - スカイライダー - スーパー1 - ZX |
【BLACK~ネオ】 | BLACK - BLACK RX - シャドームーン - シン - ZO - J |
【クウガ】 | クウガ |
【アギト】 | アギト - G3 - ギルス - アナザーアギト - V-1システム - G3-MILD - G4 |
【龍騎】 | 龍騎 - ナイト - シザース - ゾルダ - ライア - ガイ - 王蛇 - タイガ - インペラー - ベルデ - ファム - リュウガ - オーディン |
オルタナティブ - オルタナティブ・ゼロ |
【555】 | ファイズ - カイザ - デルタ - ライオトルーパー - サイガ - オーガ |
【剣】 | ブレイド - ギャレン - カリス - レンゲル - グレイブ - ラルク - ランス |
【響鬼】 | 響鬼 - 威吹鬼 - 弾鬼 - 裁鬼 - 斬鬼 - 轟鬼 - 鋭鬼 - 朱鬼 - あきら変身体 - 京介変身体 |
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【キバ】 | キバ - イクサ - サガ - ダークキバ - レイ - アーク |
【ディケイド】 | ディケイド - ディエンド - アビス - 天鬼 - キバーラ - タックル |
【W】 | W - アクセル - スカル - エターナル - ジョーカー - サイクロン |
【オーズ/OOO】 | オーズ - バース - バース・プロトタイプ - コア - ポセイドン - アクア |
【フォーゼ】 | フォーゼ - メテオ - なでしこ - イナズマン |
【ウィザード】 | ウィザード - ビースト - 白い魔法使い - メイジ - ソーサラー |
【鎧武/ガイム】 | 鎧武 - バロン - 龍玄 - 斬月 - グリドン - 黒影 - ブラーボ - デューク - シグルド - マリカ - ナックル - 黒影・真 |
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【ゴースト】 | ゴースト - スペクター - ネクロム - ダークゴースト - ダークネクロム(P - R - B - Y) - ゼロスペクター - エクストリーマー |
【エグゼイド】 | エグゼイド - ブレイブ - スナイプ - レーザー - ゲンム - パラドクス - ポッピー - クロノス |
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【ビルド】 | ビルド - クローズ - グリス - ナイトローグ - ローグ - ブラッドスターク - エボル - マッドローグ - ブラッド |
カイザー - カイザーリバース - バイカイザー - リモコンブロス - エンジンブロス - ヘルブロス - キルバス - メタルビルド |
【ジオウ】 | ジオウ - ゲイツ - ウォズ - ツクヨミ - シノビ - ハッタリ - クイズ - キカイ - ギンガ - バールクス - ゾンジス - ザモナス |
【ゼロワン】 | ゼロワン - バルカン - バルキリー - 迅 - 滅 - 雷 - サウザー - アークゼロ - 亡 - 1型 |
エデン - アバドン - ルシファー - 滅亡迅雷 - ザイア |
【セイバー】 | セイバー - ブレイズ - バスター - エスパーダ - 剣斬 - カリバー - スラッシュ |
最光 - サーベラ - デュランダル - ソロモン - ストリウス - ファルシオン |
【リバイス】 | リバイ - バイス - エビル - ライブ - ジャンヌ - デモンズ |
【アマゾンズ】 | アマゾンオメガ - アマゾンアルファ - アマゾンシグマ - アマゾンネオ - アマゾンネオアルファ |
【その他】 | 1号(THE FIRST) - 2号(THE FIRST) - V3(THE NEXT) - G - 3号 - 4号 - 1号(2016) - センチュリー |
画像出典
ドラグブラッカーの身体各部の設定は基本的にドラグレッダーと同一文面であるが、ドラグアイの設定文は微妙に異なり、「頭部のAI」という記述がなくなっている。初期設定の名残により齟齬が生じていた部分が修正されたものと考えられる。
放送当時の玩具「R&Mシリーズ」等では各種武器を装着するハードポイントとして機能しており、当時の玩具を知る視聴者にとってはその印象が強いが、作品設定上は「ジペット・スレッドに武器を装着する」旨の記述は存在しない。
「クロー」(爪)という名称であるが、ドラグブラッカーの爪を模したものではなく、またこれ自体が鉤爪状の武器ということもない。
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