『仮面ライダー555』

TV本編の登場戦士  

仮面ライダーファイズ

アルバイトの青年・乾巧が主に変身する、特殊強化スーツの戦士。ファイズポインターなどのファイズギアを駆使して戦う。主な必殺技はクリムゾンスマッシュ。夢の守り人となり、人間を襲うオルフェノクに立ち向かう。

仮面ライダーカイザ

流星塾の卒業生・草加雅人が主に変身する、特殊強化スーツの戦士。カイザブレイガンなどの装備を駆使して戦う。主な必殺技はゴルドスマッシュ。流星塾の仲間の仇をとるため戦う。ファイズを上回るパワーがあるが、ベルトに適合できなかった場合変身解除と同時に肉体が灰化する。

仮面ライダーデルタ

流星塾の卒業生・三原修二が主に変身する、特殊強化スーツの戦士。デルタムーバーを駆使して戦う。必殺技はルシファーズハンマー。ファイズらと共に人間を襲うオルフェノクへ立ち向かった。

ライオトルーパー

スマートバックルを使い変身する、量産型特殊強化スーツの戦士。性能は低いが数の優位を活かしてフォーメーションを組んで戦う事で敵を圧倒する。本編では海堂直也ら6名が変身し、劇場版では大部隊が仮面ライダーファイズに立ち塞がった。

劇場版・OV限定の登場戦士  

仮面ライダーサイガ

劇場版に登場。帝王のベルトの一つ「天のベルト」の戦士で、村上峡児直属の用心棒・レオが変身する。専用装備・フライングアタッカーによる飛行能力を有する。必殺技はコバルトスマッシュ。高い戦闘能力でファイズの前に立ち塞がった。

仮面ライダーオーガ

劇場版に登場。帝王のベルトの一つ「地のベルト」の戦士で、木場勇治が変身する。オーガストランザー等の武器を駆使して戦う。必殺技はオーガ・ストラッシュ。人間との共存に望みを失って変身し、ファイズと激闘を繰り広げた。

仮面ライダーミューズ

『20th』に登場。胡桃玲菜が変身する。

TV本編の登場人物  

主人公とその仲間  

乾(いぬい) 巧(たくみ)（演・半田(はんだ) 健人(けんと)）

本作の主人公。18歳。不愛想で口も悪いが、根は優しく正義感に溢れる青年。あてもなくバイクで旅していたところ、園田真理と出会ったことでなし崩し的に仮面ライダーファイズの変身者となり、オルフェノクと戦うことになる。その後は「西洋洗濯舗 菊池」に居候するようになる。実は彼自身もウルフオルフェノクだったことが後に発覚する。

園田(そのだ) 真理(まり)（演・芳賀(はが) 優里亜(ゆりあ)）

本作のヒロイン。美容師を志す16歳。両親を幼いころに亡くし、流星塾で仲間たちと共に育つ。勝気な性格で誰が相手でも引かない強い性根を持つ。九州で暮らしていた頃、育ての親である花形からファイズギアとオートバジンを送られ、その真意を知るため東京へ向かい、その途中で巧と出会うことになる。

菊池(きくち) 啓太郎(けいたろう)（演・溝呂木(みぞろぎ) 賢(けん)）

「西洋洗濯舗 菊池」の店主代理。みんなが幸せになることを心から願う優しい性格の持ち主。結花という女性とメル友として交友し、近況を伝え合っていた。後に相手が長田結花だと知る。巧や結花がオルフェノクだと知ってなお変わらぬ情を見せた。劇場版では仮面ライダーカイザに変身した。

木場(きば) 勇治(ゆうじ)（演・泉(いずみ) 政行(まさゆき)）

交通事故によってホースオルフェノクに覚醒してしまった青年。温厚かつ真面目な性格だが、敵と判断した相手には容赦しないという激情家の面もある。人間とオルフェノクの共存を目指していたが、徐々に人間への不信感を募らせていってしまう。仮面ライダーファイズ、カイザに変身し、劇場版ではオーガに変身した。

長田(おさだ) 結花(ゆか)（演・加藤(かとう) 美佳(よしか)）

桜林女子高等学校に通う女子高生。17歳。階段から落ちて絶命し、クレインオルフェノクに覚醒してしまう。啓太郎とはメル友だったが、お互いの正体を知るのはかなり後だった。家庭環境や学校でのイジメのせいで人間への憎悪が強かったが、木場と出会ったことで人間として生きようとする。

海堂(かいどう) 直也(なおや)（演・唐橋(からはし) 充(みつる)）

オルフェノクに殺害されたことで自身もスネークオルフェノクとなった青年。かつては天才ギタリストだった。陽気で自由奔放。純粋な面を持ち、結花から好意を寄せられていた。木場とは衝突しつつも彼を認めており、最後まで人間らしさを捨てることはなかった。一時期はファイズに変身したこともある。

流星塾出身者  

草加(くさか) 雅人(まさと)（演・村上(むらかみ) 幸平(こうへい)）

慶泉学院大学の学生。21歳。元は流星塾の卒業生で、真理とは幼馴染。一見すると好青年だが、裏表が激しく、自身に利となる存在以外を徹底的に排除しようとする。真理には歪んだ愛情を向けていた。カイザドライバーを手に入れ、仮面ライダーカイザとして戦う。他、ファイズやデルタにも変身した。

三原(みはら) 修二(しゅうじ)（演・原田(はらだ) 篤(あつし)）

流星塾の卒業生の一人。気弱で戦いを恐れていたため、デルタギアを手に入れても戦いには積極的に参加しなかった。後に覚悟を決めて仮面ライダーデルタの変身者となり、巧や草加と協力して人間を守るため戦うが、ドライバーに順応したためか精神異常は見られなかった。

阿部(あべ) 里奈(りな)（演・河西(かさい) りえ）

流星塾の卒業生の一人。芯の強い女性で、巧がオルフェノクと発覚した後もその人間性を信頼し続けた。同窓生たちと連携してオルフェノクと戦い、一度だけ仮面ライダーデルタに変身した。ドライバーに順応したのか、精神異常は見られなかった。

徳本(とくもと) 恭輔(きょうすけ)（演・佐伯(さえき) 俊(しゅん)）

流星塾の卒業生の一人。仮面ライダーデルタに変身し、同窓生と共にオルフェノクと戦っていた。しかしデルタドライバーの影響で性格が攻撃的に変化してしまう。最期はスパイダーオルフェノクとなった澤田に討たれた。

澤田(さわだ) 亜希(あき)（演・綾野(あやの) 剛(ごう)）

流星塾の卒業生の一人。当初は他の同窓生と共にオルフェノクと戦っていたが、スパイダーオルフェノクに覚醒したことでスマートブレイン側についてしまう。人間の心を捨て去ることに執着し、同じ流星塾の仲間を次々と手にかけた。

木村(きむら) 沙耶(さや)（演・斉藤(さいとう) 麻衣(まい)）

流星塾の卒業生の一人。塾生の中で最も強く優しいと評される女性。仮面ライダーデルタに変身し、高い適応力と戦闘力を発揮していた。巧の人間性を知り、彼にデルタギアを託そうとするも叶わず、最期はスパイダーオルフェノクとなった澤田に討たれてしまう。

スマートブレイン  

花形(はながた)（演・中(なか) 康治(こうじ)）

流星塾の創設者で、スマートブレインの元社長。正体はゴートオルフェノク。引き取って育てた子供たちへの愛情は本物で、本当の父親のように慕われていた。一方で冷酷な一面も併せ持つ。当初はオルフェノクの王の復活を望んでいたが心変わりし、オルフェノクを滅ぼそうと画策する。

村上(むらかみ) 峡児(きょうじ)（演・村井(むらい) 克行(かつゆき)）

大企業スマートブレインの社長。礼儀正しいように見えて激情的な一面を持つ。他者を「上の上」「下の下」などの言葉で表現する独自の評価基準を持っている。正体はローズオルフェノクであり、人間より進化したオルフェノクが世界を制するべきと考え、王の復活を目論む。

スマートレディ（演・栗原(くりはら) 瞳(ひとみ)）

スマートブレインのイメージガール。オルフェノクたちに社長からの指示を伝える他、新たなオルフェノクの勧誘、人間を襲わないオルフェノクへの警告など幅広く活動する。その正体は最後まで明かされることはなかった。

ラッキークローバー  

J(ジェイ)（演・ケネス・ヅリア）

最強クラスのオルフェノク集団「ラッキー・クローバー」の一人。愛犬チャコを溺愛し、常に一緒に行動している。普段は寡黙で素直な性格だが、怒ると凄まじい凶暴性を発揮する。正体はクロコダイルオルフェノクで、命が3つあるという独自の能力を持っている。

琢磨(たくま) 逸郎(いつろう)（演・山崎(やまさき) 潤(じゅん)）

最強クラスのオルフェノク集団「ラッキー・クローバー」の一人。見た目通りのインテリ系で紳士的な人物。高い実力を持つことからプライドが高い反面、小心者かつ陰湿な面もあり、北崎を特に苦手としている様子。正体はセンチピードオルフェノク。

影山(かげやま) 冴子(さえこ)（演・和香(わか)）

最強クラスのオルフェノク集団「ラッキー・クローバー」の一人。普段はバー「クローバー」のバーテンダーをしている。人間の心を完全に捨て去っており、非情で容赦のない性格。年下の男性に弱い一面もある。正体はロブスターオルフェノクで、永遠の命を得た唯一のオルフェノクとなった。

北崎(きたざき)（演・藤田(ふじた) 玲(れい)）

最強クラスのオルフェノク集団「ラッキー・クローバー」の一人。自分を最強と信じて疑わない自信家。子供のような無邪気さと残忍さを併せ持つ。触れたものを自らの意思に関係なく灰にしてしまう能力を持っている。仮面ライダーデルタに変身して巧らを追い詰めることもあった。正体はドラゴンオルフェノクで、最強であり続けるために王さえ倒そうとした。

その他の登場人物  

添野(そえの) 錠二(じょうじ)（演・石田(いしだ) 太郎(たろう)）

中野北警察署に所属するベテラン刑事。沢村と共にオルフェノクによる不可解な事件を追っていた。独自の捜査によって事件にスマートブレインが関わっていることを突き止める。

沢村(さわむら)刑事（演・岩川(いわかわ) 幸司(こうじ)）

中野北警察署に所属する刑事。添野と共にオルフェノクによる不可解な事件を追っていた。オルフェノクの存在を知るも、巧や木場の人間性を見て、オルフェノクを敵視する上層部に疑問を抱く。

添野(そえの) ひかる（演・三訳(みわけ) 真奈美(まなみ)）

添野の一人娘。真理と同じ美容室に勤めている女性。見習いである真理にたびたび愚痴をこぼしていた。転職を考えていたが、定年退職する父を見て考えを改めた。

南(みなみ) 雅彦(まさひこ)（演・小川(おがわ) 敦史(あつし)）

警視庁のエリート刑事。対オルフェノク研究の責任者。オルフェノクは人類の敵という考えを持ち、それに疑問を抱いた相手にオルフェノクをけしかけるなど、卑劣な性格の持ち主。

鈴木(すずき) 照夫(てるお)（演・渡辺(わたなべ) 彼野人(かやと)）

ビル火災により両親を失った少年。火災から海堂と啓太郎によって助けられ、スマートブレインが経営する児童園に預けられた。後にオルフェノクの王を宿していることが発覚し、最後はアークオルフェノクの誕生と共に肉体が砕け散ってしまった。

劇場版・OV限定の登場人物  

ミナ（演・黒川(くろかわ) 芽以(めい)）

劇場版に登場。難民キャンプで靴屋を営む女性。孤立して生きていたが、本来はオルフェノクも人間と同じだと理解を示す優しい心の持ち主。記憶を失っていた巧に想いを寄せていた。ファイズブラスターを巧に託すも、直後に水原の放った銃弾から彼を庇い命を落とす。

水原(みずはら)（演・速水(はやみ) もこみち）

劇場版に登場。オルフェノクと戦う人間解放軍の兵士。勇敢だが、力を求めるあまりに巧のファイズギアを奪うなど非道を働いた。最後は爆風で舞ったホースオルフェノクの剣が自分の胸に突き刺さるという、因果応報な末路を迎えた。

レオ（演・ピーター・ホー）

劇場版に登場。村上峡児の用心棒。無口だが、会話の際は英語で話す。オルフェノクではあるものの怪人態にはならず、「天のベルト」であるサイガドライバーを使って仮面ライダーサイガに変身する。村上への忠誠心は強く、その命令に従いオルフェノクの粛清や人間解放軍への襲撃などを行った。

胡桃(くるみ) 玲菜(れな)（演・福田(ふくだ) ルミカ）

『20th』に登場。仮面ライダーミューズに変身する。

ヒサオ（演・柳川(やながわ) るい）

『20th』に登場。仮面ライダーデルタに変身する。

北崎(きたざき) 望(のぞむ)（演・藤田(ふじた) 玲(れい)）

『20th』に登場。仮面ライダーミューズに変身する。