『仮面ライダーW』

TV本編の登場戦士  

仮面ライダーW

私立探偵・左翔太郎と記憶喪失の少年・フィリップが、ダブルドライバーと複数のガイアメモリを使用して変身する仮面ライダー。二人で意思疎通を行って戦い、ハーフチェンジで多彩な能力を発揮する。主な必殺技はジョーカーエクストリーム。風都の人々を守るためドーパントと戦う。

仮面ライダーアクセル

風都署超常犯罪捜査課課長・照井竜が、アクセルドライバーとアクセルメモリを使用して変身する仮面ライダー。超加速の力と超越した身体能力で戦う。必殺技はアクセルグランツァー。復讐のために戦いに身を投じ、やがてWと共に風都を守る仮面ライダーとなる。

劇場版・小説版限定の登場戦士  

仮面ライダースカル

鳴海探偵事務所の初代所長・鳴海荘吉がロストドライバーとスカルメモリを使用して変身する仮面ライダー。スカルマグナムを駆使して戦う。必殺技はスカルパニッシャー。人知れず風都を守って戦っていたが、組織の凶弾に倒れてしまう。

仮面ライダーエターナル

劇場版に登場。NEVERの隊長・大道克己が、ロストドライバーとエターナルメモリを用いて変身する仮面ライダー。エターナルエッジを駆使して戦う。旧型ガイアメモリの機能を停止させる技・エターナルレクイエムを有する。Wの変身能力を封じ、翔太郎とフィリップの前に立ち塞がる。

仮面ライダージョーカー

劇場版に登場。左翔太郎がロストドライバーとジョーカーメモリを用いて変身する仮面ライダー。パワーはＷの約半分となるものの、ジョーカーメモリの「技」の強さを極限まで発揮できる。必殺技はライダーパンチ・ライダーキック。本編最終回にも登場し、風都を守るため一人で戦い続けていた。

仮面ライダーサイクロン

小説版に登場。フィリップがロストドライバーとサイクロンメモリを用いて単独で変身した姿。

TV本編の登場人物  

鳴海探偵事務所  

左(ひだり) 翔太郎(しょうたろう)（演・桐山(きりやま) 漣(れん)）

本作品の主人公。鳴海探偵事務所に所属する私立探偵。立ち振る舞いなど常にハードボイルドを心がけているが、中身はよくも悪くも人情家で、お人好しの二枚目半である。幼少からの風都育ちで、風都を大切に思う気持ちは人一倍強く、街にはびこる犯罪者を決して許さない正義感を持つ。フィリップと共に「二人で一人」の探偵、そして仮面ライダーWとして活躍する。

フィリップ（演・菅田(すだ) 将暉(まさき)）

本作品のもう一人の主人公。記憶を消され組織に幽閉されていたが、翔太郎と荘吉に救出された。脳内図書館「地球の本棚」にキーワードを加えて検索をかけることで、あらゆる知識・技術・体術などの事象の取得・実践を可能とする特殊能力の持ち主。マイペースかつクールな性格だが、幅広く深い知識を持つ一方で常識や既成概念に疎く、一度検索を始めると終了するまで周囲がいっさい目に入らなくなる。翔太郎と共に「二人で一人」の探偵、そして仮面ライダーWとして活躍する。その正体は園咲家の末子・来人だった。

鳴海(なるみ) 亜樹子(あきこ)（演・山本(やまもと) ひかる(ひかる)）

本作品のヒロイン。荘吉の娘で、鳴海探偵事務所の権利者。20歳だが童顔で子供っぽい言動をする。予想外の出来事に直面した際に口走る「あたし聞いてない！」が口癖。良くも悪くも行動力に溢れているため、好奇心に近い行動原理で危険な事件にも強引に首を突っ込み、しばしば翔太郎の調査の足を引っ張る。竜とは次第に惹かれ合っていく。

風都警察  

照井(てるい) 竜(りゅう)（演・木ノ本(きのもと) 嶺浩(みねひろ)）

風都警察署に配属されたエリート刑事。ドーパント関連事件の捜査を担当する「超常犯罪捜査課」を設立してその課長となる。性格はハードボイルドを地で行く一匹狼。他者に質問されることを極度に嫌い、質問されると「俺に質問するな！」と一蹴する。ドーパントにより家族の命を奪われた過去を持ち、復讐のためにシュラウドからエンジンブレードとアクセルメモリ、そしてアクセルドライバーを授けられ、仮面ライダーアクセルとして戦う力を得る。

刃野(じんの) 幹夫(みきお)（演・なだぎ武(たけし)）

風都署の刑事。巡査からの叩き上げで、翔太郎とは彼が幼少期の頃からの付き合いであり、彼の良き理解者。お気楽で調子がいいものの、知人が道を誤った際には根気よく接する人格者。肩こりが持病で、常にツボ押しを携帯している。

真倉(まくら) 俊(しゅん)（演・中川(なかがわ) 真吾(しんご)）

風都署の刑事で刃野の後輩。あだ名は「マッキー」。基本的には善人だが権力に弱く、「強いものには媚を売り、弱いものには威張り散らす」タイプ。

風都イレギュラーズ  

ウォッチャマン（演・なすび）

街中の美女を撮影し、画像をブログに掲載する趣味を持つ男性。「ウォッチャマン」という名はインターネット上でのハンドルネーム。行動範囲が広いことから情報屋としては最も優秀で、翔太郎がしばしば利用する。

サンタちゃん（演・腹筋(ふっきん) 善之介(ぜんのすけ)）

時季にかかわらずサンタクロースの衣装にサングラスという怪しい風貌で、街の子供たちに玩具をプレゼントしながら徘徊する男性。子供たちの人気者である。ウォッチャマンと仲が良く「風麺」で食事をしている場面が多い。

クイーン（演・板野(いたの) 友美(ともみ)）

風都の学生たちのことなら何でも知っている情報通。やや大人びて冷静な性格で、エリザベスへのツッコミ役を務める。

エリザベス（演・河西(かさい) 智美(ともみ)）

風都の学生たちのことなら何でも知っている情報通。明るく子供っぽい性格で、フィリップのことを意識している。

園咲家  

園咲(そのざき) 琉兵衛(りゅうべえ)（演・寺田(てらだ) 農(みのり)）

園咲家の家長で、ミュージアムの創設者にして首領。表の顔は風都博物館館長。表面的には笑顔を絶やさず穏やかで、家族には優しく食事など団欒に興じるが、その本性は園咲家が風都の頂点に立つことを当然と認識し、家族でさえも自身の意に沿わなくなれば笑いながら始末する冷酷な人物。テラー・ドーパントに変身する。

園咲(そのざき) 冴子(さえこ)（演・生井(なまい) 亜実(あみ)）

園咲家の長女。30歳。「ディガル・コーポレーション」の女社長で、メモリ流通の最高責任者。冷徹な経営能力と卓越した戦闘能力を持つ。性格は冷酷非情。幼少より一家の跡継ぎとしてスパルタ教育を受けており、父・琉兵衛を倒して自分がミュージアムを統括するという野望を抱いている。タブー・ドーパントに変身する。

園咲(そのざき) 若菜(わかな)（演・飛鳥(あすか) 凛(りん)）

園咲家の次女。21歳。風都では絶大な人気を誇るアイドル。ファンからは「若菜姫」と呼ばれる。表向きは人当たりが良いが、裏では他人を見下しており、気に入らないことがあると露骨に不快な顔をして舌打ちするなど裏表の激しい性格である。その際の口癖は「何で私を怒らせるの!?」。クレイドール・ドーパントに変身する。

園咲(そのざき) 霧彦(きりひこ)（演・君沢(きみさわ) ユウキ）

冴子の夫で園咲家の入婿。キザな性格で自信家ゆえに得意げに話す癖があり、余裕と営業用の笑みを常に絶やさないが、陰での鍛錬も欠かさない。ガイアドライバーとガイアメモリを授けられ、商談や戦闘などの第一線に立っていたが、それを常に妨害するWに興味を持ち、その正体が翔太郎であることを知って幾度となく挑戦する。ナスカ・ドーパントに変身する。

ミック

園咲家の飼い猫。スミロドン・ドーパントに変身し、琉兵衛の命令で戦闘や敵の追跡などをこなす。

その他の登場人物  

井坂(いさか) 深紅郎(しんくろう)（演・檀(だん) 臣幸(ともゆき)）

42歳。表の顔は開業医だが、裏ではドーパント専門医として暗躍している。かつてテラー・ドーパントと遭遇し、その恐怖のパワーに魅せられたことで、自らの欲望のままに研究を重ねるマッドサイエンティストとなった。冴子とは共通の陰謀のため関係を深めていく。ウェザー・ドーパントに変身する。

加頭(かず) 順(じゅん)（演・コン・テユ）

財団Xのエージェントの一人。支援先であるミュージアムとの調整や進捗管理を担当。常に無表情で感情を表に出さないが、冴子には好意を抱いており、父や妹を見返したいという彼女の望みを叶えるため計画に協力する。ユートピア・ドーパントに変身する。

シュラウド（声・幸田(こうだ) 直子(なおこ)）

照井竜にアクセルドライバーを授けた謎の女性。元はミュージアムの研究員であり、次世代型のガイアメモリやそれを使う新型ドライバーの研究を行っていた。その正体は琉兵衛の妻にして冴子・若菜・来人らの母であり、本名は園咲文音。鳴海荘吉の幼馴染でもある。

劇場版等限定の登場人物  

鳴海(なるみ) 荘吉(そうきち)（演・吉川(きっかわ) 晃司(こうじ)）

『MOVIE大戦2010』に登場。鳴海探偵事務所の初代所長を務めていた私立探偵。鳴海亜樹子の父。自身に憧れる左翔太郎を弟子に迎え、探偵としてのイロハを叩きこんだ人物。いかなる事態にも冷静さを保ち、自らの感情を押し殺しても為すべき事を為すと、正に翔太郎が憧れるハードボイルドを体現したような人物。仮面ライダースカルに変身して人知れず街を守っていた。

大道(だいどう) 克己(かつみ)（演・松岡(まつおか) 充(みつる)）

劇場版に登場。不死身の傭兵部隊「NEVER」を率いる男。事故により命を落としたが、母の手でネクロオーバーとして蘇生、細胞増殖処置により肉体を毎年成長させられていた。冷酷非情な性格になりながらもある種の人間性が残っていたが、悪魔と呼ばれる性格に変貌してしまった。仮面ライダーエターナルに変身する。

泉(いずみ) 京水(きょうすい)（演・須藤(すどう) 元気(げんき)）

劇場版に登場。「NEVER」のメンバーの一人。独特のオネエっぽい喋り口調が特徴。性格は陽気でおしゃべり。克己の望みを叶えるのを第一義にしているようで、それ以外の関心が薄い。ルナ・ドーパントに変身する。

羽原(はねはら)レイカ（演・八代(やしろ)みなせ）

劇場版に登場。「NEVER」のメンバーの一人。男勝りで刺々しい言葉づかいのクールな性格。普段は相手を小馬鹿にしたような態度を取るが、生きた死体故に体温が無い事を非常に気にしており、それを指摘されると激昂する。ヒート・ドーパントに変身する。

芦原(あしわら) 賢(けん)（演・出合(であい) 正幸(まさゆき)）

劇場版に登場。「NEVER」のメンバーの一人。口数が極端に少ない。ゲーム感覚で物事を考える癖がある。トリガー・ドーパントに変身する。

堂本(どうもと) 剛三(ごうぞう)（演・中村(なかむら) 浩二(こうじ)）

劇場版に登場。「NEVER」のメンバーの一人。豪快かつハイテンションな性格で、筋骨隆々の肉体が自慢。翔太郎からはその体格から「マッチョメン」と呼ばれている。メタル・ドーパントに変身する。

マリア・S・クランベリー（演・杉本(すぎもと) 彩(あや)）

劇場版に登場。国際特務調査機関員を名乗って風都に現れた女性。その正体はネクロオーバー技術の研究開発者で、大道克己の母である大道マリア。財団Xの出資を受け、被験体第一号として克己を復活させ、さらに彼の計画にも加担していた。サイクロン・ドーパントに変身する。