クウガ、電王、オーズ……最強フォームを巡る尽きない議論

最強フォーム集合シーンに議論紛糾

最強フォーム集合シーンに議論紛糾

多彩なフォームチェンジを特徴の一つとする平成仮面ライダーシリーズ。
第1作「仮面ライダークウガ」から、第20作「仮面ライダージオウ」に至るまで、どの主役ライダーにも「最強フォーム」と呼ばれる変身形態があり、「ディケイド」以降の客演作品では、歴代の平成ライダー達がそれぞれの最強フォームで並び立つシーンも見所となっています。

しかし、作品によっては、「どの変身形態を最強・最終フォームとして扱うか」で議論が巻き起こることもしばしば。
よく話題になる議論と、実際の集合シーンの例を見てみましょう。

仮面ライダークウガの最強フォームはアルティメット?ライアル?

「クウガ」原作だけなら問題ないが……

「クウガ」原作だけなら問題ないが……

いきなり議論が尽きないのが、平成ライダー第1作・仮面ライダークウガの最強フォームをどうするか問題。

「クウガ」作中での最強・最終フォームは、「凄まじき戦士」ことアルティメットフォーム。五代雄介が第48話「空我」で変身した赤目のアルティメットフォームを本作の最強フォームとすることに異論はないでしょう。
ところが、「ディケイド」が絡んだ途端ややこしくなるのです……。

ライアルの扱いをどうするか問題

ライアルの扱いをどうするか問題

「仮面ライダーディケイド」夏の劇場版で登場した、小野寺ユウスケが変身するリイマジクウガの最強・最終形態、ライジングアルティメット。
スペック的には原作のアルティメットフォームよりも強く、スーツもCGなしで動かせることから、最強フォーム揃い踏みの際にはこのライアルにお呼びがかかることも。
「ディケイド」の冬映画(MOVIE大戦2010)では、小野寺ユウスケの変身しているクウガなので当然こちらが出てきましたし、後の「ウィザード」特別編での最強フォーム揃い踏みシーンで登場したのも、このライアルでした。

しかし、クウガ原作のファンにはライアルを「蛇足」「原作の設定を無視している」として嫌っている人も多く、「ライアルはあくまで小野寺クウガの最強フォームなので、それ以外の場面では出さないでほしい」との訴えも根強くあります。

仮面ライダー電王の最強フォームはライナー?超クライマックス?

最強ではないTV最終フォーム

最強ではないTV最終フォーム

平成ライダー第8作・仮面ライダー電王の「最強フォーム」は、東映やバンダイの見解的には一応、ライナーフォームということになっているようです。
しかし、皆さんご存知の通り、ライナーフォーム(パンチ力6t、キック力7t)は、クライマックスフォーム(パンチ力8t、キック力10t)に一段劣る攻撃力しかなく、良太郎が一人で変身するフォームという設定も相まって、決して「最強」の印象はなく、放送当時から「最終フォームではあっても最強フォームではない」と言われていました。

なかなか出番のない超クライマックス

なかなか出番のない超クライマックス

仮面ライダー電王の、設定上「最強」のフォームといえば、映画「鬼ヶ島の戦艦」で登場した超クライマックスフォーム。
その後、ディケイドの冬映画(MOVIE大戦2010)の最強フォーム揃い踏みシーンにも登場しましたが、一応CGなしで動かせるスーツがあるにも関わらず、その後は出番のない状態が続いています。

ライナーで俺参上ポーズは勘弁して!

ライナーで俺参上ポーズは勘弁して!

「ウィザード」特別編では、クウガはライアル、オーズはスーパータトバなのに対し、電王はライナーフォームというチグハグな揃い踏みも。
それは仕方ないとしても、指輪から呼び出された無人格ライダーとはいえ、ライナーフォームでモモタロスの「俺、参上!」のポーズを取っていることには、違和感を訴えるファンが少なくなかったようです。

仮面ライダーオーズの最強フォームはプトティラ?スーパータトバ?

最も違和感のある?最強フォーム

最も違和感のある?最強フォーム

平成ライダー第12作・仮面ライダーオーズの「最強フォーム」は、東映・バンダイ的にはプトティラコンボという扱い。
しかし、確かにテレビ本編に出てきた中では最強・最終フォームであるものの、あくまで並列形態の一つであることや、最後まで制御しきれていなかった印象なども相まって、違和感を覚えるファンも多い模様。

スーパータトバの方がしっくりくる?

スーパータトバの方がしっくりくる?

プトティラコンボよりも設定上「最強」と言えそうなのは、冬映画(MOVIE大戦MEGAMAX)に登場したスーパータトバコンボ。
「ウィザード」特別編にはこちらが登場しており、タトバコンボのストレートな強化版という印象もあるため、しっくりくると感じたファンが多かったようです。

タジャドルを強く推す声もあるが

タジャドルを強く推す声もあるが

オーズを語る上で外せないのが、最終回、アンクとの絆の力で敵を撃破したタジャドルコンボの勇姿。
オーズからの最強・最終フォーム客演はこちらにしてほしいという声もありますが……。
いやいや、敢えて中間フォームでラスボスを倒すのが燃えるのであって、タジャドルを最終フォーム扱いに置き換えてしまっては本末転倒でしょう。

実際の歴代最強フォーム集合シーンではこうなっている!

「ディケイド」てれびくんDVDの場合

「ディケイド」てれびくんDVDの場合

「仮面ライダーディケイド 超アドベンチャーバトルDVD」にて、「アタックライド・てれびくん」でディケイドが各ライダー最強フォームを召喚したシーンでは、クウガは通常のアルティメットフォーム、電王はライナーフォームでした。
本作は通常のてれびくんDVDと異なり、最終回放送後の発送。ライアルは既に夏映画に登場していましたが、玩具のケータッチの音声と合わせたこともあってか、本作には採用されていません。

「MOVIE大戦2010」の場合

「MOVIE大戦2010」の場合

「ディケイド」冬映画(MOVIE大戦2010)にて、ディケイドのファイナルカメンライドで歴代ライダーが一斉に最強フォームに変身したシーンでは、クウガは小野寺クウガなので当然ライアル、電王は超クライマックスフォームでした。

なお、この「MOVIE大戦2010」の最強フォーム揃い踏みシーンに登場したディケイド・コンプリートフォームは、ヒストリーオーナメント(胸の遺影)のカードが各ライダーの最強フォームのものに変化しており、「最強コンプリートフォーム」と呼ばれています。
このヒストリーオーナメントのカードも、クウガはライアル、電王は超クライマックスになっています。

「ウィザード」特別編の場合

「ウィザード」特別編の場合

「ウィザード」第53話「終わらない物語」での最強フォーム揃い踏みシーンでは、クウガはライアル、電王はライナーフォーム、オーズはスーパータトバでした。

Wのゴールドエクストリームや、フォーゼのフュージョンステイツが出てこないのは仕方ないとしても、せめてここで電王は超クライマックスフォームにしておけば、ディケイド冬映画との釣り合いも取れていたのでしょうが……。
ライナーフォームではどうしても見劣り感があり、また先述の「ライナーフォームでモモタロスのポーズ」の違和感も相まって、しっくりこないものを感じたファンは多かったのではないでしょうか。

ちなみに、このシーンに登場したディケイド・コンプリートフォームは、基本的にはディケイド冬映画の最強コンプリートフォームと同じように見えますが、電王のカードはしっかりライナーフォームに変わっています。

「ジオウ」のネオディエンドライバーの場合

「ジオウ」のネオディエンドライバーの場合

「ジオウ」放送中にプレミアムバンダイ限定で発売されたネオディエンドライバーには、同じくプレバン限定のネオディケイドライバーに対応する歴代平成ライダー最強フォームのカメンライドカードが付属。
ここでは、クウガは通常のアルティメットフォーム、電王はライナーフォーム、オーズはプトティラコンボとなっており、バンダイの想定する最強フォームは基本的には「テレビ本編に登場した最終フォーム」で統一されていることがわかります。

「ジオウ」夏映画の場合

「ジオウ」夏映画の場合

「ジオウ」夏映画で平成ライダー達が一斉に最強フォームに変身するシーンでは、上述のネオディエンドライバーの付属カードのラインナップと同じく、クウガは通常のアルティメットフォーム、電王はライナーフォーム、オーズはプトティラコンボとなり、「テレビ本編に登場した最終フォーム」で統一されています。

その他、揃い踏みシーンにお呼びが掛からない最強フォーム達

W・サイクロンジョーカーゴールドエクストリーム

W・サイクロンジョーカーゴールドエクストリーム

平成ライダー第11作・仮面ライダーWの設定上「最強」のフォームは、夏映画に登場したサイクロンジョーカーゴールドエクストリーム。
翌年の冬映画「MOVIE大戦CORE」でもオーズとの共闘シーンで登場しましたが、基本的にはCGでなければ描写できないフォームであるため、その後の集合シーンなどに呼ばれることはありません。

フォーゼ・メテオなでしこフュージョンステイツ

フォーゼ・メテオなでしこフュージョンステイツ

平成ライダー第13作・仮面ライダーフォーゼの「最強」フォームといえば、放送終了後の冬映画「MOVIE大戦アルティメイタム」にて、ウィザードとの共闘シーンに登場したメテオなでしこフュージョンステイツ。
これもCGなしには再現の難しいフォームであり、その後の客演例はありません。

また、この一段階前の形態として、「フォーゼ」夏映画に登場したメテオフュージョンステイツがあり、そちらはCGなしで動かせるスーツがありそうですが……。
基本的には、揃い踏みシーンに登場するのは「テレビ本編に登場した最終フォーム」で統一する前提があるようで(ウィザード特別編のライアルとスーパータトバは例外)、メテオフュージョンステイツもまた客演にお呼びが掛かることはありません。

ウィザード・インフィニティードラゴンゴールド

ウィザード・インフィニティードラゴンゴールド

平成ライダー第14作・仮面ライダーウィザードの「最強」フォームは、放送終了後の冬映画「戦国MOVIE大合戦」にて、鎧武達との共闘シーンに登場したインフィニティードラゴンゴールド。
スーツはあるものの基本的にCG前提のフォームであり、これも後の客演例はありません。

また、「ウィザード」夏映画に登場したインフィニティードラゴンに至っては、そもそもCGのみでスーツが存在していない模様。

ドライブ・タイプスペシャル

ドライブ・タイプスペシャル

平成ライダー第16作・仮面ライダードライブで「最強」のスペックを持つ形態といえば、夏映画に登場したタイプスペシャル。
ちゃんとスーツもあるのですが、例によって「テレビ本編に登場した最終フォーム」で揃い踏みを統一するという原則のためか、集合シーンでこちらが採用されることはありません。

なお、このタイプスペシャルは、夏映画での登場以降、別の映像作品への再登場も果たしておらず、メテオフュージョンステイツ→メテオなでしこフュージョンステイツやインフィニティードラゴン→インフィニティードラゴンゴールドのような発展系も登場していない、いわば「孤立した」フォームとなってしまっています。

ビルド・クローズビルドフォーム

ビルド・クローズビルドフォーム

平成ライダー第19作・仮面ライダービルドの「最強」フォームは、ファンの間でも意見が分かれるところではありますが、シンプルにカタログスペックの数値が最も高いのは、夏映画に登場したクローズビルドフォーム。
テレビ本編最終回に登場したトライアルフォーム(ラビットドラゴン)とは表裏一体といえる存在ですが、スペックの数値は、「クローズビルド>ジーニアスフォーム>ラビットドラゴン」という関係にあります。

ラビットドラゴンがCGのみなのに対し、このクローズビルドフォームはスーツがあるので、出そうと思えば出せるはずですが、例によって集合シーンでは「テレビ本編に登場した最終フォーム」としてジーニアスフォームが登場しています。
クローズビルドフォームは、戦兎と龍我が融合した、その場限りの特別なフォームという印象も強く、今後も客演は難しいかもしれません。

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